>>ルグル _…凄い (照明は急に網膜を刺して一瞬世界が眩む。恐る恐る開ければ綺麗な部屋、まるで本の世界。あの部屋で血に汚れた脚を付けるのが何だか申し訳なくなって思わず脚を止めルグルを見上げれば「じゃあ自分が一番乗りか」と誤魔化すような悪戯な声色で。他人のどこか深いところまで入り込むことは今まで避けてきた分、今更臆病になるものらしい。そっとルグルの後ろに回ろうと)