20359 2017-01-03 18:11:39 |
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俺ができるわけねぇだろこんな事!!
(有らぬ疑いをかけられては、ついつい反射で大声で返答するが、内心かなり混乱しており。取り敢えず剣を鞘に収め、もう一度落ち着いて周囲を見回してみる。が、鬱蒼と茂った木々の量とは反対に、不思議と周囲が明るいこと、ぼんやりと輝く極彩色の花が大量に咲いている事しか分からなかった。太陽が差し込んでいないのに明るい事に面食らって上を見るが、空は葉に隠れて見えない。隙間からわずかに覗いた空は銀色に輝いていたので、もうどうしようも無く混乱して、相手に何か言おうとした瞬間、僅かな敵意のようなものに気づき自分の背後を見ると獣のような何かが、殺意を剥き出しにして此方を睨んでいる。しかも一匹だけではない、大量の獣に囲まれている。むしろどんどん増えているような気がして。「なんだよここ!?なんかいっぱい出てきたぞおい?!」と叫び。
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