♠ 不死身の国のアリス ♠ nl.

＞蜥蜴
――…やあ蜥蜴、久方ぶり。その様子じゃあ穴から落ちてきた生肉にはまだありつけていないみたいだね。ただの生肉なら興味もないけれど…場合によっては君なんかに攫われる訳にはいかないのさ。――ねえ、その生肉は僕の愛しい"アリス"かい？
(黒い巨体を揺らす様に空高くを飛んで目指したのはこの国において位の低い不死身者には訪れたくない場所の一つであろうかの監獄、高い鉄柵を超えたあたりで半ば落下にも似た急降下で急激に建物へと近づいて行けば屋上を囲う柵にぶつかる寸前にくるりと宙で一回転をすればそれと同時に姿を人型へと変え小さな翼で落下の衝撃をいなしながら柵の上に犬のお座りにも似た体勢でしゃがみ込み。ぐっと背中を丸めながら相手の方に視線をやれば何食わぬ顔で相手に挨拶を、続けて此方も匂いで察していた生身の国からの来訪者の存在について訊ねれば燃える様な赤い瞳を大きく開いて。ただの来訪者ならば興味などなくそれこそ相手や他の者達に奪われようが構わないがそれが己の探し求める過去の"原作のアリス"であれば話は別、まるで唐突に神隠しにでもあったかのように姿を消してしまった彼女がもしもう一度この殺伐とした国に姿を現したのであれば過去断念するほかなかった己の目的を実施するべく動くつもりで。もし自分の探すアリスを相手達が先に手中に収めていたら、そんな想像だけで苛立ちが腹の奥底で燻るのか僅かに言葉尻に棘を滲ませる声で訊ねれば柵を小さく軋ませながらふわりと屋上に改めて降り立ち。)

(/初めまして、早速絡ませて頂きました！自由枠での参加でしたので些か身勝手な設定も目立つキャラクターではありますが、仲良くして頂けたら有難いです;;指定キャラクターの皆様の設定に矛盾を生じさせないようには心がけておりますがもし万が一何かございましたらどうぞご指摘お願いいたします。
それでは、これからよろしくお願いいたしますね！)