♠ 不死身の国のアリス ♠ nl.

♠ 不死身の国のアリス ♠ nl.

 ♦️ ♣️ ❤️ ♠️   2016-11-29 01:00:01 
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(『不死身の国のアリス』?)

(『不思議の国のアリス』じゃなくて?)

(『鏡の国のアリス』以外にも、アリスの話ってあったっけ……?)

 ♦️ ─── ♣️ ─── ❤️ ─── ♠️

夕闇の迫る屋根裏部屋で、少女アリスが見つけた本。
赤と黒で装丁された、どこか不気味な、小さな本。
そばにやって来た飼い猫を撫でながら、少女アリスが小首をかしげて、それを手に取り開こうとした時。

 『ねえ……お願い
   お願いよアリス
  もう時間がない
   時間がないの!』

背後から、泣きそうな聞き慣れぬ声が囁かれたのと、ほとんど同時に。
わっと広がった獰猛な闇が、少女アリスを掻き消した。


 >1 ♦️ 募集キャラ
  >2 ♣️ 世界観概要
   >3 ❤️ トピルール
    >4 ♠️ PFテンプレ
 
 ➡︎ 暫しレス禁




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  • No.2 by  ♦️ ♣️ ❤️ ♠️   2016-11-29 12:00:02 



♦️ 募集枠+

★自由枠 × 3
(性別不問・不死身Ⅰ〜Ⅲ)
アリスに殺されたい者1人、完全自由枠2人。

 ➡ 自由枠:2枠 → 5枠に追加変更。



♣️ 不死身の国


代々トランプの王族が統べる、奇妙で奇怪な『不死身の国』。
ここに生きる者たちは、程度に差はあれど皆不死身。
殺されようと死なないし、死にたくっても**ない身体。
ゆえに、生まれついての身分の差が運命をほぼ決定していた。

かつて人徳に優れたクラブのキングがいたころは、首斬り好きなハートの女王も制御され、とても平和な国だった。
しかし彼が突然行方不明となった今、ハートの女王の暴走を抑えるものは何もなく、日々斬首刑が行われている。
国中を首の無い身体がうろついているのはそのためだ。その身体をさらに面白半分で切り刻む者まで現れた。
首が無ければ、ものも言えない。首だけならば、動けない。腕だけならば、もはやそれは別の生物。
『不死身の国』は、かくて殺伐と荒れ果てた。


【不死身(Ⅰ)】細胞同士の引力が強い=脳髄への忠誠心が強いため、粉々になろうとすぐさま蘇るし、一度身体がばらばらになっても、各部位が空を飛んで脳髄の元へ集まる。滅ぼす術の無い最強の肉体。トランプの血が流れている王族のみ。

【不死身(Ⅱ)】細胞同士が引力を持つ=脳髄への忠誠心があるため、粉々になっても時間をかければ元の身体を組成できる。ただし空を飛べず、一度身体がばらばらになったら、拾い集めなければならない。不死身の国の生物のごく一部のみ。

【不死身(Ⅲ)】細胞同士の引力が弱い=脳髄への忠誠心が無いため、粉々になると元の身体を組成できない。基本的に、一度身体がばらばらになったら、それぞれの部位があとは勝手に生きていく。押さえつければ再びくっつけることは可能。不死身の国の生物はほとんどがこれに該当する。


さて、この奇妙な『不死身の国』にはひとつの伝説が存在した。
何でも、『生身の国』の少女アリスの脳髄を食したならば、不死身の者をも殺せる力が手に入るらしいのだ。
もちろん、『不死身の国』の者にとって、いとも容易く死んでしまう生物のいる『生身の国』などおとぎ話。
誰も信じていなかった。
伝説にある通りの姿をした、少女アリスが現れるまでは。

『生身の国』の屋根裏部屋にいたはずなのに、気づけば『不死身の国』にある、ウサギ穴の中にいたアリス。
アリス出現の噂は瞬く間に広まって、『不死身の国』は大混乱。

「ハートの女王を殺して、彼女の悪政を終わらせてください!」アリスにすがる犠牲者たち。
「女王を殺せる者など存在して良いはずが無い!」アリスを始末せんとする、ハートの女王とその一派たち。
「アリスはさぞかし美味なのだろう」アリスを食べたい美食家たち。
「アリス、君は希望の光だ」アリスを守り、導く者たち。

それぞれの思惑を胸に、守り手・狩人・美食家による、三つ巴の追っかけっこが開幕した。


 ♦️ ─── ♣️ ─── ❤️ ─── ♠️


【ウサギ穴】不死身の国のあらゆる地下を縦横無尽に走る穴。蝙蝠やモグラが生息する。どこへどう繋がっているのか、全貌はだれにもわからないが、解明したいくつかのルートは『公道』になっており、トランプ騎士団による検問所が設けられている。女王の首斬りを恐れる者はこれの『私道』に隠れて逃亡する。

【涙の池】大昔に巨人の女が涙を流して生まれた池で、実際は湖に等しい広さ。この真ん中にある浮き島は、女王に存在を知られていない唯一の楽園で、ゆえに移住者で溢れかえる。池の底をよく見てみれば、他の移住者に突き落とされた者たちが、水を飲んで膨らみ、沈んだままで生きながらえているのが見える。

【キノコの森】 かじると身体に様々なことが起こるキノコが生えた森。比較的に暖かい。毒も薬も何でもござれ、一見樹に見えるものも実は全てキノコである。食材を求めて入り、猛毒に当たってしまったために舌や胃を切り離さざるをえない美食家たちが後を絶たない。帽子屋のお茶会は大抵ここで開かれる。トランプ騎士団が巡回。

【名無しの森】ガラスの植物が生えた森。比較的に寒い。ここに入ると色々なものの名前を忘れてしまう(森を出たら思い出す)。自分の名前を完全に忘れてしまうと、ここから出ることが出来なくなる。鏡の動物、鏡の虫が生息。トランプ騎士団が巡回。トランプ兵はガラスの魔力を受けないらしい。

【薔薇の園】こねればパンになる紅薔薇と、絞ればジュースになる白薔薇の生垣で構成された、樹海めいた広大な迷路。涙の池、キノコの森、名無しの森、大監獄、裁判城との出入り口が神出鬼没で存在するが、一度通った出入り口は消えてしまう。巡回するトランプ騎士団も迷うことが少なく無い。

【大監獄】蜥蜴のビルが獄長を務める、高い鉄柵に囲まれた牢獄。見た目や内装は『生身の国』の小学校に酷似していて、鉄格子のついた教室、図工室、音楽室などが獄房になっている。蜥蜴のビルの私室は校長室。家庭科室は料理人の私室で、家庭科準備室への扉が何故か、遥か彼方にあるはずの裁判城の食卓の間に通じている。

【裁判城】トランプの王族が暮らす、裁判所のような城。周りに黒薔薇が咲き乱れている。内部の廊下には無数の扉があり、それぞれの先には、大法廷の間、女王の間、王の間(クラブのキング失踪につき閉鎖中)、首の間、食卓の間、時計の間、薔薇の間、トランプの間など、奇妙な部屋がいくつも存在。おそらくどこかには『生身の国』に通じる扉もある(ただし、『生身』の者と白ウサギしか出入りできない)。魔法によって、普通の者は、一度通った扉では同じ部屋には入れない(瞬間ごとに部屋と扉の組み合わせがシャッフルされている)。望みの部屋に自由に出入りできるのは、トランプの血を引く王族のみ。


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