語り部 2016-11-11 07:32:53 |
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>青髭
制圧ってもなァ。どうせまた湧き出して来んだろ。
(周囲に生存者の気配は無いと見てより怪物が多く蠢く場所へ移ろうと足を踏み出し掛けた時、此方へ歩み寄ってくる足音を耳にし。然して身構えもせずにちらりと一瞥を向ければそこに居るのは血色の悪いともすれば敵かと見紛う男、しかしその口から発せられる言葉を聞けば理性を持ち合わせた歴とした人間である事は明白で。“制圧”なんて随分と仰々しい言い方をしてくれるが、あくまで欲望のままに力を振るったまで。開けた周囲を見渡せば早くもちらほらと窺える化け物の影に肩を竦めながら答え。それより相手の身形へ目を向ければ大分随所に怪我を負っているらしい。彼は確か青髭といったか、等と考えながら「アンタすげェ怪我だな。俺と来るか?こんなとで死にたかねェだろ」見たところ体力の消耗も激しいのだろう。相手の意思を尊重するべく一方的に連れ出すような真似はしないまでも、人一人守るならば容易い。それに相手からは何らかの激情を感じる。何処までも憶測であり勘だが、行動を共にするのは面白そうだ。そう判断すると妖しく口角を吊り上げながら問い掛け)
(/絡んでくださりありがとうございます!そのように思って頂けたとは、恐縮ですが大変嬉しく思います…!此方こそ、青髭様のプロフィールを一目見た際から是非ともお話させて頂きたく思っておりましたので、光栄に御座います!戦友、素敵な響きですね…!性格からして戦友と言うには何とも捻くれたものになってしまうかとは思いますが、何卒よろしくお願い致します(深々)/此方へのお返事は省略して頂いて構いませんので!)
>セレネ
そうだな。荷物は荷物らしく大人しくしててくれ。
(漸く泣き止み相手の表情に浮かんだ柔らかな笑み。思わず安堵の息を吐いてしまうが、子供を泣かせて狼狽え泣き止ませて一息吐くとは随分と自分らしくもない。今更我に返ってしまうと、礼の言葉も素直に受け取れずに口から出るのは可愛いげの欠片も無い軽口ばかりで。その上頼れなんて言われても実践できるはずが無く、それについての言及は避けながら再び相手を担ぎ上げようと腰を上げ。しかしその様子は何だかぎこちなく、何事か言わんとして口を閉ざしているように見えなくもない。こうして余計なところを勘繰ってしまうのだから勘が良いというのも利点ばかりでないと襟足に手を遣るが、直ぐに先程の抱え方は不味かったかと閃き。この勘に上乗せした勘が果たして相手の望む結果をもたらすかは分からないが、そもそも相手の要望に応えてやるつもりもない。動きを止めた相手の身体を抱き上げると自らの片腕に腰を落ち着けさせるように抱え、反対側の肩に鎌を担ぎ。いつまでも此処に居ては怪物に見付かってしまうのは時間の問題だが、どうせ何処に行こうが奴等が蔓延っているに違いない。先の事を考えて足踏みする事はせず、悠々と町からの脱出に向けて歩き出し)
>白雪
…分かった、森だな。
(相手の話を聞いたところですんなりと飲み込む事はできないが、取り敢えず森へ向かえば良いのだろう。城下町を抜ければ広がる森。となればそこへ逃げ込んでいる者も少なくはないはず。どちらの方角へ向かうかは置いておくとして、足元に真っ直ぐ延びる道を直進する事にし。だが案の定元居た場所から離れれば直ぐに怪物共が徘徊している。当然その目が此方へ向けば道を阻んでくるわけで、意にも介せず突っ込み襲い掛かってくる化け物を凪ぎ払いながら前へ前へと足を進め。時折相手の方へ目を遣っては「平気か」と短く声を掛け、向かってくる敵が相手の方へ行ってしまわないよう気を配り)
>アルカ
…誰も居ねェよ。大丈夫か。
(この身形では化け物と思われては仕方がないというのは自分が一番理解している為に何とも思いはせず、相手の言葉にぼんやりと耳を傾けていて。しかし不意にその声が途切れた事に気が付き、相手の様子を見れば何かに怯えたように目を固く閉じる姿に首をかしげ。続けられたのは己の後ろに何者かの存在を主張する言葉、不覚にも背後を取られたかと素早く振り返るが、そこには一つの人影さえ無く。先程から時折違和感を感じさせる言動に訝しげに眉を寄せると、一度足を止めて相手に向き直り。恐らくは己の一方的な認識でしかないが、その特徴的な容姿からして“赤ずきん”の童話に出てくる少女と考えて間違いは無いはず。「お前さん、赤ずきんだろ?この道知らねェのか」森に籠っていたなら、と考えても相手とて町に居るならばこの道を通ってきているだろう。どうも歯車の合わないような空回りした感覚が居心地悪く、眉を寄せながら首の後ろに手を置いて)
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