A 2016-11-11 00:19:46 |
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( どうにか敵を追い払い乱れた息を整えていたとき、頭上から降ってきたのは聞き覚えのある声で。仰ぎ見ればそこにいたのは“彼”だった。上着の土埃を手で払いながら、まだ動悸がおさまらない心臓のままで屈託なく相手に笑いかけて)
うん。そうだな。今日も明日も、明後日もだな!
おれたちがやらなきゃ。そうだろ?
( 複数形なのは彼が自分の味方である事への絶対的な自信の表れで。どうして彼がいつも皮肉の混じった言葉で偽悪的に振る舞うのかどんなに考えても分かる事はなかったが、しかしピンチになったときに彼はいつだって手を差し伸べてくれるのだ。今だって、きっと危ないと思ったら降りてきてくれていたに違いない。そんな安心感に嬉しさを感じながら頬を緩ませて)
なー、腹空かないか?
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