焼きソーば 2016-09-12 03:19:13 ID:f9e4b1cb2 |
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……今回は自分で読み返して一番ひどいなと思った回(笑)
やっぱこういうのを女主人が言っちゃダメだよなぁー……と思いました(´Д` )
とりあえず、読んで「酷い」「キャラ崩壊」「作者無能」なんていわないであげてください(笑)
【街をお散歩?】
「いやぁ、王都は活気が凄いなぁ……」
「うぅ、緊張します……」
そんなこんなでやって来たぞ王都よ!(もともと居たけど)
なんせこの街は活気がすごい。細い道にだって人が溢れている。
確か外出届を出す際に先生が「まずは銀行に行って親からのお小遣いとか確認してきなさいー」と言ってたのでとりあえずは銀行へ向かうことに。私は恐らく口座さえも作られてないとおもうが……
「ユーラさんってステータス検査の時の職業は____」
「双剣士ですっ!」
お、おう……まだ聞いてもなかったんだけど……
ユーラの職業である双剣士は二刀流の剣士のことを指す。盾役にはあまり向かなくて、素早い動きとて数で敵を圧倒する職業だ。もしこのまま二人でパーティーと呼ばれるチームを組んで、学園の実習テストなんかをやる時にはできれば盾が欲しいな。まぁ回避盾もよくないことはないのだが……
「明日からの授業って、どんなことやるの? 私あんまり知らなくて……」
「あ、えと……あー……基本的にはクラス別にポーションの作り方とか、簡単な魔法の使い方をやるそうです」
ほうほう。ポーションと言われると紫のローブを被ってて鼻の尖った老女がぐひひひ言いながら木の杖で緑色の物体を混ぜてる図しか想像できないのは私だけだろうか。
……と、そんなことを話しているうちに銀行についたようだ。
銀行は凄くずっしりとした作りで、重たい石が何十個も積み上げられて作られていた。
私たち二人は横に並んで銀行へ入る。
「うーんと、お客様口座ってあるから、あそこじゃない?」
「あ、本当ですね」
広い屋内の右奥に預かり口があるようだ。数人が並んでいるので私たちもそこに並ぼうとすると……
「あら? これはこれは。スレイユ家のユーラ殿ではありませんか?」
突然ユーラが誰かに馬鹿するような言い方で話しかけられた。言葉を発したのは六人程の女子グループの中心にいた女子生徒。支給された学園の制服と同じ……ってことは、これ同級生か?
「最近はどうです? お家の借金はきちんと返せていますか~?」
「こらこら、話しかけると何か得体のしれないものが移ってしまいますわよ」
ユーラを見ると下唇を強く噛み締めて目には涙を浮かべていた。ここで手を上げてしまえば自分の両親の名が傷つく。言い返すこともできないのだ。
「で、一人ぼっちのスレイユ家の娘さんはどこにお出かけで___」
「そろそろいい加減にしろよ」
ブッチーン。私の頭の中で何かがきれた音がした瞬間に、気付けば元いた世界のように素で言葉を発していた。まぁいいや、このアホな同級生をどうにかしなければ。
「あなたは誰ですの? かの高名なルドウェス家の娘の私に口答えするとは……あなたは何処の貴族の__」
「……まず私は貴族の子ではない。次にユーラには既に友達がいる。……ま、あんた達みたいに人の悪口を影からぐちぐち言ってる奴なんか、世の中のクズだよ」
「い、言いましたわねっ!」
あ、きたきた。リーダーがキレはじめたぞ……?
「あ、あなたこそどうなのよ。自分の身分もわかってないのかしら? 私は貴族で__」
「しょーもないね。別にあなたが偉いわけじゃないの分かってる? あなたの両親が偉いだけですよ? あれ、もしかして知らなかった? 分からなかった?」
「………………………」
おぉよし、このままあとはどんどん神経を逆撫でするだけの簡単なお仕事だ。
「あれ、答えられないの? もしもーし。平民の私でもわかるのに偉い偉いあなた様はどうして分からないんでしょうねー……。あ、ごめん、今まで言った言葉の意味が難しすぎて内容がわかってないのか、ごめんごめん」
「う、う、う……」
あともうちょっとか……?
「うーん、視界にいれるのやだなぁ。なんか得体のしれないのが移っちゃいそうだから」
私がそういうと、ついに女子生徒は半泣き状態に。取り巻きに慰められながら出て行った。
「あ、えっと、あのぅ、ありがとうございますっ!」
ユーラがぺこりと頭を下げる。
「いやいや、別に私がイライラして言っただけだから気にしないで」
「い、いえそんなことは……」
さてさて、だいぶ時間をとってしまった。
ということで急いで列に並んだ。
(作者<後半やばいな)
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