>冬輝、店番 崇仁】っ…樹下…冬輝、くん。…香月崇仁、です。 (まさか伸ばした手が触れられるとは思わず、驚きからピクリと指を引き攣らせれば恐る恐るそっと手を重ねて、するとじわじわと自分の冷たかった指先にほの暖かさを感じて。店番に教えられた名前を呟けば、何故だか懐かしいような感情を抱き、つい名前を名乗っていて)