悪魔 2016-07-30 21:15:58 |
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人間に褒められるのは屈辱か?…こんな風に。( 髪の毛わしゃり )
――やれやれ。まるで聞き分けの無いガキ……いや、悪魔を寝かしつけることがこうも億劫だとは。あまり手を焼かせるな。どの道、野放しにしておいた所でひと暴れもふた暴れもするんだろう?
案外、可愛い所もあるじゃないか。…今はこの設定に満足しているが、成程それも面白そうだ。お前相手なら何をやっても退屈はしないだろう。楽しみは尽きないな。――ああ、そうか。悪魔にも痛覚はあるんだったな?俺としたことがすっかり忘れていたらしい。( すっとぼけ )気持ちは分かる。…が、俺を安らかな心地にさせて如何する。( 手首掴み )
そうだな。役柄によっては此方からサブを提供することも可能だ。故に何方が何を提供するかはまた追々相談するとして。流血描写や多少のグロ表現ならば並以上の免疫はあると思っている。切断や眼球抉りは、生々しい描写である程に萎えではあるが…被弾、刺傷など大抵の事は寧ろ好む。…其方は、どうだろうか。
――ところで、待たせて悪かったな。色々と我儘を利いてくれてありがとよ。ただ、本編と区別が付かぬ程の長文になる恐れがあると思い、折角だが短文の方は蹴らせて貰う。すまない。――台風の方は、大丈夫だったろうか。
…おいおい、冗談のつもりで言ったんだがな。まあ、俺のように裏稼業を専門とする連中は、大概が夜型生活だ。そこは、安心してくれていい。
(窓向こうを眺め、陰鬱に翳る横顔。紫外線に一度も触れたことの無さそうな色素の薄い素肌。人の形を為した肉体が陽光により消失するという余りに非現実的な台詞も、彼の前では真実味を帯びていて。内心の驚きは顔に出さず小さく肩を竦めてみせると、視線は襟ぐりから覗く相手の首筋へと流れ。深雪のように白いその肌が陽の下でじわじわと赤く変貌を遂げるさまは興味あるところだが、目的を果たす為には悪魔の力の回復が必要で無意識に馳せた嗜虐的な想像を断ち切り目を逸らせば、何食わぬ顔で冷蔵庫の上棚に手を伸ばし。刹那、静寂の中で微かなる囁きを耳に留め、宙に止まる手指。実名か否か識別されているとも知らず、既に興味を失い殆どを聞き流せばグラスを二つ手に取り、慣れた所作でブランデーを注ぎ入れ。相手に酒を飲ませる事が最優先。多少の疑念は持たれど、反応窺う限りは思惑通りに事は進みそうで。召喚早々手首を捻り上げた者が何を言ったところで信頼性の欠片も無い事は承知の上、しかし如何なる高位悪魔とて酒の誘惑には打ち勝てないであろう確信が声音を弾ませるなら早速上品な琥珀色が揺らぐ其れを相手の前に差し出し)
――疑り深い奴だ。心配せずとも、毒などは入っていない。そんな小細工が悪魔に通用するとも思えないしな。…さぁ、気難しい事は考えず、飲め。
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