悪魔 2016-07-30 21:15:58 |
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がっかり____?お前を落胆させる程俺は弱く無い。ただその台詞…、あからさまな上から目線とその笑みをどうにかしろ。俺はお前の僕ではない。( 腕組 )
其方には盆休みがあるんだな…羨ましい限りだ。俺の背後も一応休みはあるんだが、出張先での数日程の休暇故休もうにも休めぬ状況でな。都合云々に関しては大丈夫だ。お互い私生活に支障をきたさぬ程度に楽しめれば良いと思っている。__ほう、幾らでも待ってくれるのか。それは嬉しい。…とは言え、ちゃんと返事は早めにするつもりだし長々と待たせるつもりは無いからな。____いや、照れて無いぞ。…話していてふと思ったんだがお前の方が悪魔キャラに向いてる気がしてならない。( 両手で頬挟み )
___俺の真名も聞かずして陣を破るか。余程自信があるか相当の空けだな。
(____楔は解かれ枷が外された。相手の顔に浮かんだ仄かな悦喜__。何とも人らしい反応。何世紀も前から人間と云う物を熟知している故に、落胆を隠せず胸間の内を吐露するかの様な深い溜息を吐き淡々とした声振りでそう告げ。勝色、烏の濡れ羽の様な髪を掻き上げ、表情を浮かべずの足元に描かれていた美しい文字の羅列が無惨にも破壊され亀裂の陣を目下に確認すると、一歩。互いの呼吸音以外、全くと言って無音の此の部屋に木特有の軋む音が鳴り響くと同時に滑る様な足取りでゆっくりと陣の外へ足を踏み出し。背にした陣は徐々に跡形も無く姿は消えており____。長らくの封印で凝り固まった身体を解す為伸びを一つすれば未だ空気中に残留している魔力を取り込むかの様に息を吸い込むと其れに呼応したのかまるで吸収したように、僅かではあるが正気の廃れた暗曇色の瞳に言葉に言い表し様の無い醜悪な光が灯されて。感情の灯らぬ冷え冷えとした声を聞き遂げ、最後「____即ち復讐、か。」一言呟くと、先程の表情とは一変し無邪気とは言い難い笑みを見せれば魔術を詠唱させる間も与えず間合いを詰め。相手の頬に手を伸ばし当てがい、冷笑の浮かんだ弧を描く唇を親指でなぞりながら、嘸愉快げに語り始め。)
____今此処でお前の命が欲しいと言ったらどうする?陣から出た以上、こうやってお前の頭を握り潰す事は容易い。…ただ、お前には封印を解いて貰った仮もある。故、その復讐とやらに手を貸してやっても良いだろう。___まぁ…条件が一つ、二つ程有るがな。それは後程話そうか。
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