悪魔 2016-07-30 21:15:58 |
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そうか。悪魔といえど無敵ではない、と。それは良い事を聞いた。自ら弱点を露呈してくれるとは、阿呆とはお前の事なんじゃないか。( 冷笑 )
お前こそ読み易い描写をするんだな。此方は柄にも無く緊張している。――そうだな。そして其れが醍醐味でもあるのだろう。こういう世界観であれば。
…ああ、それと。本編の始まりに伴い、此方の会話や雑談は継続するか否か、どうしたものかな。お前の思いを聞いておきたい。
(急速に下がる室温、氷が背筋を舐めるような寒気。それでいて陣より吹き零れる温風は蝋燭の炎を瞬く間に掻き消し、軈て足元を伝い外套の裾をふわりと持ち上げて。これほどの作用を齎す人力を越えた力、忌まわしき魔力の放出量は嘗て召喚せしめた悪魔達の比では無く、術師をも圧倒するその歪な空気感に全身を総毛立たせると共に、低級悪魔との格の差を物語る現象へ無意識に満悦とした笑みが唇に現れ。立ち昇る黒霞が徐々に人型へと形を為す時、上級悪魔の召喚が成功したことを予感すれば期待と緊張の入り混じる瞳を凝らし、目覚めと共に開く物憂げなその双眸を、あくまでも強気な視線で捉え。隙入る間を与えぬよう相好ぴくりとも崩すことなく、薄ら笑みを湛えたまま紡ぐ言葉は淡泊且つ有無を言わせぬもので。)
…そうだ。我が悲願を果たすため、お前の力が必要だ。――悪魔。俺と契約を交わせ。
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