悪魔 2016-07-30 21:15:58 |
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――ほう?穏やかじゃあないな。減るものでも無いだろうに。( きつく抓ってから離し )
ではお言葉通り好きに始めさせて貰った。知識不足の問題で、やや恥ずかしい召喚の仕方になってしまったかもしれないが…と、背後が。(中二的な意味で)まぁ、お手柔らかに。長さは出来る限り調節可能だ。何度も言うようだが指摘が有れば言ってくれ。
(薄暗く湿り気を帯びた其処はひやりと肌寒く、独特な黴臭さが鼻腔を掠め。閉鎖的な地下室の空気は淀んでいたが、闇に巣食い陽の元を嫌悪する者にとっては誂え向きの場と言え、己もまた慣れた足取りで広間の奥へと。蝋燭に灯る炎の明りを受け、石床に不気味に浮かぶ魔法陣は予め刻んでおいたもの。其処へ自らの血液を少量垂らせば手筈通り陣の傍らへ控え、書物に記された呪文の詠唱を始めて。奇怪な言葉の羅列に呼応するかの如く眩い光を放つ魔法陣には流石に双眸細めながらも、異世界と現世とを繋ぐ門戸は開かれ、悪魔を戒める呪縛はこの瞬間にも解き放たれようとしていて)
――…神に仇為す禍々しき悪魔よ。汝、我が呼び声に応えよ。
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