✡。:*物書き修行*:。✡

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のん  2016-07-16 14:08:39 
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此のトピは私がpixivや診断メーカーなどでお借りしてきたお題に沿ってただただ物書き修行をするトピです。
私だけで無く、他の方も修行してくださって構いませんので。
ただし長編小説ではなくSSで。

文章力は中1クオリティですのでお察しくださいませ...

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  • No.23 by 枯れ草  2017-02-12 14:23:38 

序‐続き

エウロパは決して、馬鹿者ではない。細かな担当分野は異なるが、元々、環境保全課の同僚であり、水資源の取り扱いに関してはエキスパートなのだ。明晰な頭脳と高度な専門知識、鋭敏な感性と鮮やかな表現力を持ち、ロボットが未だ追いつけていない最前線で、水質保全の為に日夜努力をしていて、成果も上げている。その彼女が『美味しいコーヒーを煎れられるロボットになりたい』だなんて。

「全く馬鹿げているよ!君はもっと価値のある仕事をしているじゃないか!」

シリウスは呆れと驚嘆が混ざった声色でそう言ったが、エウロパは「そうかな」と首を傾げ、「まぁ、貴方もあまり根を詰めすぎないようにね」と歌うように言って、部屋から出ていってしまった。理解不能である。

誰でも出来る仕事、そう、例えば『コーヒーを煎れる』という作業は機械化できる。機械化できることは機械にやらせれば良いのである。人間(間違っても無能な旧人類のことではなく、シリウスたち新人類のことだ)には他にもっとやることがある。当たり前じゃないか。それでこその発展、それでこその幸福。パターン化できることなんて、例え日々、必要なことでも、貴重な人生の時間を費やすには値しない。創造的でないからね。

エウロパの去った部屋で、何だか脱力してしまったシリウスは、そんなことを思いながら残りのコーヒーを啜った。




シリウスの元にその連絡が入ったのは、午前中の仕事はすっかり終わり、昼食も済ませたあとのけだるい午後だった。

「旧人類が生きているだって!?」

部長から告げられた驚くべき話に、部署内は騒然となった。

「そんな、百年以上も前に滅んだはずだろう?」
「考えるのも嫌だ…。伝え聞くに…あんなに悍ましい生き物がまだ生きていただなんて!」
「どこで資源を貪り続けていたんだ?すぐに滅ぼしに行こう。この星の為にならないよ!」

部署には様々な言葉が飛び交った。部長はそれを手で制するような仕種をし、苦虫を潰したような表情のまま、少し首を振ってから、厳かに続けた。

「静かに。君たちの言いたいことはよく分かる。私もまだぞっとしているところなんだ…。しかし、どうにもこれは事実らしい」

部署の皆の視線が部長に集まる。勿論、シリウスも言い知れない不安を胸にしたまま、部長を見た。室内にいる新人類たちの美しい瞳には、今、一様に不安の色が灯っていた。

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