街の中にひっそりと佇み、その存在は「求める者」にのみ認識されるという、ここは魔法図書館。 重い木の扉を開くと、カウンターから一人の男性が声をかけてくる。 こんにちは。 本をお探しですか? それとも… 黒髪の男性は、銀縁眼鏡の下の目に優しげな微笑みをたたえて、あなたの要件を伺った。