雛鳥 2016-02-29 12:47:30 |
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名前:祭(まつり)
年齢:28
性格:名の通り朝から晩まで賑やかな男。喧騒のなかに身を置かないと落ち着かないタチで、常に話し相手を探しているのは当然ながら独り言も激しく作品をつくっている間などは絵と世間話でもしているのかと疑うほど。かつて見世物小屋にいた名残か芝居がかった言動が多く、華やかに着飾り低く朗々とした声で笑う様は舞台に立つ喜劇役者のよう。しかし本心を偽ったりということは稀で、文句でも軽口でも思いつけばすぐ口にする胡散臭さの割には素直な性格。自分の理想と美をひたむきに追うナルシストめいた面のおかげで"自分は美しい"という一点さえ守られていれば精神が不安定になることもなく、あっけからんとした明るさと、癖の強い同居人たちを受け入れる懐の広ささえも得ることができている。逆を言えば美しさが失われれば全てを失うことと同義であり、冗談でも容姿をけなす言葉を口にすると何をしでかすかわからない危うさも持ち合わせている。そんな厄介な美意識の元生きているため同居人たちに"女装家"と茶化されるとその数倍罵ってやるほど怒るのだとか。
容姿:キネマの男優と騙っても疑われぬ華のある顔立ち。すらりと高い鼻に幅のある二重などは西洋的だが、切れ長のつり目と紅を乗せた厚めの唇が白粉で青ざめたかんばせに東洋の面影を落とす。褪せた写真のようなセピアの瞳は白目がちでほんのりと三白眼気味、その眼差しの強さもあってかいくら化粧をしても女に見紛われることはなく、体つきも細身ながら随所に男の硬さを持ち背丈も175cmほどとなかなかのもの。濡れ羽色の髪だけは女のように長く、後ろで一つに丸めて蘇芳色の繻子のリボンを巻いている。伸ばした前髪は後ろ髪と共に纏めてあるが片側だけ垂らしており、他にも数本後れ毛が顔にかかる。若い頃は洋装も嗜んでいたが今はもっぱら和装を好み、大正浪漫の流行りを追いかけたっぷりとした半襟は菱形の幾何学模様、黒地に蘇芳の縞が入った着物を巵子色の帯で締め、冷え込む日には赤いショオルや生成色に椿の花を散らした羽織を纏う、性分同様喧しく華やかな出で立ち。手足の爪はいつも真っ赤な爪紅で染められている。
備考:元は孤児であり、見世物小屋の一座に拾われ幼い頃から各地を転々としていた。「祭」というのも本名ではなく縁日に拾われたことに因む役名で、まだ性差もはっきりしない幼子だったため、髪を伸ばし白粉と紅を乗せて可愛い衣装を身に纏い"半陰陽者の少女"という触れ込みで客の前に立たされる事となる。新たな名前と華やかな美を纏った己は惨めな泥まみれの孤児だった己とは別人のように感ぜられ、その生まれ変わったような快感の虜になるといつからかもっと愛らしく、もっと美しく自分を変化させてやるのだと着飾ることへの執着を抱き常日頃から女の鮮やかな衣装を身につけるように。地味な男の装いには見向きもしなかったため年頃になるとオカマだの男娼だのと揶揄われることも増えたがあくまでも心は男性であり好い仲になった相手も女性のほうが多い。数年前近代化の煽りを食ってきな臭い見世物小屋が潰れてしまうと、以前から客として来ていた物好きの洋画家に誘われ彼の営むカフェーへと転がり込み、自分同様風変わりな芸術家や文学家に囲まれ時には作品のモデルを務めることもあったが皆が皆自分を"大正の女形""面妖な女装家"としか表さず、美しさそのものを捉えないことに不満を抱き「ならば己が描いてやる」と一念発起絵の道を志す。人物画一筋で宣言通り現代の自画像にはじまり幼き見世物小屋の演者、少女を偽る少年、紅を引く青年など己をモチイフにした倒錯的な作品を次々と仕上げていき、子供のままごとを見守るようであった周囲もその腕の良さと独特の世界に飲まれ、今では立派に商売の話まで持ち掛けられるほどの立ち位置となった。そうなるとカフェーの隅に居候し続けるわけにもいかず、思い悩みつつぶらついていたところ空蝉と名乗る奇怪な男に拾われ二つ返事でこの屋敷へとやって来た。
今では身につけたものに惑わされず自分を男として扱ってくれるお雛を可愛がり、外出の度にやれ珍しい洋菓子だのハイカラなリボンだのを買ってきては貢ぐように与えている。自身もまたハイカラで物珍しいものに弱く食事はもっぱら異国の果実やお菓子。屋敷の住人のことは皆面白可笑しい連中として好んでいるが、特におおらかな男性Fには見も知らぬ母親の姿でも被って見えるのか、彼をわざと怒らせるような幼稚なちょっかいをかけてじゃれつくことが多い。
ロルテ:
――雛、お雛ァ!さァさ早く寄っといで。今宵お目にかけますは、西洋の情緒匂い立つカナリヤの……
(群青の町を星と瓦斯灯が競い合って照らす頃、路傍の点灯夫へ気に入りの着物を見せつけるようにひらひら歩を進めながら近所の餓鬼共には鬼屋敷、お化け屋敷と後ろ指さされる我が家まで戻ってくると、紙袋から買ったばかりの絵の具を落としつつガタンゴトンと戸を開き。暗がりでもしっかりと紅い唇からよく通る声で幼女を呼び付ける、その手には手土産であろうカナリヤ色のリボンが収まっているがいつまで経ってもシンと静まったままの廊下を覗いては「――何だ何だ、何奴も此奴もお留守かね。こうも静かじゃァ耳が痛くてかなわんわ。」小屋仕込みの口上ごっこもさっさと止めて、独り言にしては随分喧しい声を上げ)
(/我が儘を聞いていただきありがとうございました、17の者です。かなりゴテゴテとしたpfになってしまいましたが、不備やイメージに反する箇所などありましたらご指摘お願い致します…!)
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