束紗君の、そういうところが良いなって思って。 (不服そうな二つの瞳に捕まれば参ったなという顔で内情を打ち明けながら、じっと目を見つめ「やっと目が合った」と。「掃除はやりだすと…ね。ああ、大変な所を任せていたみたいだね。手伝うよ」じっとしているのも悪い気がして机の上に置いてあったティッシュケースから複数枚掃除用にティッシュを抜き取り、忙しなく掃除をしている彼の隣で見よう見まねに手を動かして。)