ココロの住人 2016-01-20 03:09:44 |
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...そうだね、相思相愛だし。
(動揺していた気持ちを隠すようにクスリと悪戯めいた笑みを浮かべ乍返し、そっと頬に触れた柔らかな感触に胸の奥が熱くなるのを感じて。マドラーで即席カフェオレを混ぜ終えればトレーに二つのグラスを載せ「おまたせ」と彼のいる所へ足を向けながら片手でガムシロップを二つ摘み「カフェオレにしちゃったけど、よかったかな?」と笑いかけて。「ん...誰よりも君の事を知り尽くしたくなった」じっと見つめる二つの瞳に目を細めれば、隙ありとばかりに唇を重ね響くように耳元で囁き再び口付けて。「そうだね...高望み、し過ぎちゃったかな」相手の頭を優しく撫でながらそう呟いて。「スマホで撮りたいな、待ち受けにしたいし」彼の笑顔が伝染したかのように自身も頬を緩ませれば「こうやって考えるだけでも凄く、楽しいな。」とクスクスと笑みを零して。「ありがとう」彼の力強い想いにうたれ心が弛緩するのを感じながら目を閉じ「嗚呼、目の前にいる束紗君はたった1人の俺の最愛の人...改めて確認できてよかった、大事なこと程人は見失ってしまうから...」彼の存在を確かめるよう髪へと触れ、じっと見つめ返して。)
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