ココロの住人 2016-01-20 03:09:44 |
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…早く、待ち切れないよ。
(焦れったく感じてくれば、少々不満気に急かすように強請るような目つきで見つめて。ピクリと動いた指を見逃さず気分が良くしては「…篠宮の味がする。」と口角を上げるも、不意に耳元で囁かれるとその唇の柔らかい感触にゾクリとして肩を竦めて。相手の熱情的な心のこもった口付けに、もっと強く応えようとしつつ隙を見て上顎を舌でなぞって。抱きしめられたまま相手の言葉に耳を傾け、伝えてくれる想いをしっかりと胸に留めては口を開き「…ごめん…篠宮を信じてない訳じゃないんだ。…信じてるから、離さないって言ってくれるのが分かってたから、それが聞きたくて聞いたんだ。ごめん、逆に不安にさせてしまったね。篠宮の想いは伝わってるよ。大丈夫。」震える手に気付けば、ぎゅぅっと抱き締め返し相手の頬に自分のを擦り寄せては「愛してるよ。」と想いを込めて呟いて。嫉妬で悶々としている中、相手の話を聞けば自分の思い過ごしであったとほっとして「…なんだ、ちょっとヤキモチ妬いちゃった。」とポロッと漏らして。大人しく髪を洗われている様子に「ふ、子供みたい。体は大きいのに。」と笑って。恥ずかしそうに消え入りそうな声で告げられれば、きゅんときて「…篠宮になら、あげるよ…僕の全部。…でもその代わり、篠宮の全部を僕にくれないと嫌だよ?」とじっと見つめて。)
ー ー ー ー ー
篠宮へ
今日で出会って丁度11ヶ月。
後1ヵ月もすれば、次は1年記念日が来るよ。
いつもありがとう。傍にいてくれて。大切にしてくれて。
君は世界でたった一人の僕の大切な最愛の人だよ。だから、自信持ってよね?
今年ももうすぐ終わるけど、来年も再来年もこれから先の未来ずっと二人で居よう。愛してます。
束紗
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