問題は、…何もない。 …眠れないから、一緒に居て欲しい。 (内線を切ってから、自分は鏡台の前に座ったまま動けずに居て。ほんの数分で扉をノックする音が聞こえれば、どうぞ、とだけ返事をして。すぐに扉が開き、自分が呼び出した相手が歩み寄ってきて。傍まで来て問い掛けられると、くるりと座ったまま振り返り、相手を見上げて上記を伝え。目の前のその人は、相変わらず読めない表情だ、なんてふと思ったりしていて。)