とある執事 2015-12-23 09:43:29 |
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いえ。お嬢様を不快にさせてしまいました。申し訳ございません。…次からは話の上手な執事を向かわせるように致します。
(楽しかったという謝辞の言葉も、あの光のない瞳を思い出せば素直に受け取ることが出来ず。ドアノブから手を離し、振り向くと深々と頭を下げて自分の非礼を詫び。相手と二人きりの空間は何よりも願ってもいない機会だが、棘のある言葉は相手を傷付けるだけで。悔しいが他の執事と仕事を変わってでも自分以外の者を寄越すよう告げると、今度こそ扉から姿を消して)
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