ラノベ書いてみました。

ラノベ書いてみました。

太陽  2015-12-22 01:12:59 
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タイトルの通り、ラノベ書いてみました。
悪コメやめてください。自分の文章下手だということは自分が1番分かってるんで!あえて言われると物凄く傷つくんで!
アドバイスとか感想とかは大歓迎です^^

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  • No.60 by 北風  2016-12-06 16:17:32 

《8話》

「お、居た居た」

以前桃菜に会った場所に行くと、彼女は退屈そうに道路で三角座りをしていた。

俺は周囲に人が居ないことを確かめると、桃菜に向かって手を降る。

「よっ!桃菜!」
「あ!この前の……」 

桃菜は俺に気付くと笑顔を浮かべて駆け寄ってきた。

「また来てくれたんだね!私なるべくここにいるようにして待ってたんだよ」

そう言ってこちらを見上げる桃菜。
一瞬、悪くないと思ってしまった。
違うぞ?
俺はロリコンではない。

「お兄ちゃんとはもう会えた?」
「ああ、お陰様でな。……何か、めっちゃ良いヤツだった」
「でしょでしょ!?お兄ちゃんは私と違って凄い性格良いの!」

自分の性格が所々悪いことについての自覚はあったのか。

「ん、ところで今日は何しに来たの?」

あ、そうだ。
目的を忘れかけていた。

なるべく早く終わらせて帰らなきゃな……。
あまり長く雪を留守番させておくのは心配だ。
雪が、ではなく雪によってもたらされる可能性のある我が家の被害が、だ。
もう食料は調味料しか無いと思うが……アイツは何をしでかすか分からない。

「もしかして私に会うためだけに……!?」
「いや違ぇよ……ちょっと聞きたいことがあってな」
「聞きたいこと?」
「ああ。桃菜って妹居るんだよな?」



「え?」



そう尋ねた途端、桃菜は先ほどまでの笑顔を消し固まってしまった。
驚いたように目を見開き、無言で俺を見ている。

「あ……と……桃菜?」
「!ご、ごめん……えっと何だっけ?妹?」

だが俺が話しかけると桃菜は慌てたように笑顔に戻った。

「も、しかして、あ……杏菜の事かな?」
「ああ……そうだが……どうかしたのか?」
「えっ!?あ、いや、その……私杏菜の事教えてないのに、どこで知ったのかなーって」

目を泳がせながら桃菜はそう言う。

何でこんな反応を?
…………聞いちゃマズかったか?

「沖花から……あ、沖花……春から、聞いたんだ」
「ふ、ふーん、そっか」

何とか平静を装っているようだが、桃菜の顔には僅かな焦りの色が滲み始めたように見えた。

やっぱりこの前は故意に杏菜の事は口にしなかったのか……。
だとしたら何故だ?

「──私は、杏菜の事が嫌いなんだ」

俺の心を見透かしたかのように、桃菜はぽつりと言葉を溢した。

「え……嫌い……?」
「そ、嫌い」
「ふ……双子なのにか」
「……うん、それはあんま関係無いね」

ふは、と桃菜は何故か寂しそうに笑った。

それは桃菜のような少女には似合わない、色んな感情が混ざり合ったような複雑な笑顔だった。


         《8話・完》

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