初心者な僕のロル練部屋/お客様歓迎

DIABOLIK LOVERS/逆巻カナト

…どうしてですか？どうして僕以外の男とそうやって笑って話していられるんだっ！(教室から出て甘い血の香りに誘われる様校舎裏へと足を伸ばせば自身の餌である筈の少女は勝手にも無神の兄弟の一人、コウと楽しげに話しているのが視界に入り。沸き立つ苛立ちを押さえ付けようとしながら話し掛けるも怒りは治まる事を知らず口調も荒くなっていけば罵倒する様な声のトーンを荒げ、自身が何時も抱いているテディを握り締める腕に力を込めながらコウと少女を睨み付け。荒げてしまった為か肩で息をする程に息が上がりながらも少女だけを睨み付け「本当に君は、淫乱で物覚えの悪い仕方の無いエサですね…僕を腹立たせて陰で笑っているんでしょう！？五月蝿い！！お前は黙ってろ！！！！」少女へと駆け寄る最中何を思ったか庇う様に立ち塞がるコウを校舎の壁へと叩き付ける程強く突き飛ばし、苦し気に呻き声を上げるコウに見向きもせずに少女に向き直れば自身を怯えた様に見詰める少女に更なる苛立ちを覚え。ギリギリと歯が鳴る程に歯軋りをしながら苛立ちを堪えていれば自然と涙が零れ、子供の様に上擦らせながら泣き声を上げ「ひ…っく…君は…僕を馬鹿にばかり…する…。どうして…こんなに…苛立たせる…っ…んですか…？」ポロポロと涙を零しながら少女を見詰め、不安で落ち着かない自身の内心を吐き出すかの様に苦し気に溜まっていた感情を告げて。)