…ありがと、お願いするね。 (相手につられて庭を眺めては、久しぶりの晴天に眩しそうに目を細め。次いで部屋に入るも主に手伝わせるという感覚が未だに慣れないのか、本当に頼んでも良いのだろうかと不安げに見つめ返したあと、その表情に安心したように口元を綻ばせて返答し。襟巻を巻くと箪笥を開け、自分の物よりも少し大きい着物と袴を取り出して相手に差し出し「着方わかる?」と尋ねて。)