──…あ、ごめん。課題あるから今日は無理なんだよね。 (とあるカフェでのアルバイト中、バイト仲間の女子からカラオケに誘われれば、ひどく申し訳なさそうな表情を作り顔の前で片手を立てて謝って。待ち遠しさ故か普段よりも時間が経つのが遅く感じられもどかしさに幾度と無く時計を気にしていたものの、とうとう退勤時間になれば脇目も振らずにタイムカードを打ち着替えを済ませて「お疲れ様です」とバイト先を後にして。)