いや、時間があるなら話した方が早いと思って……なんて、ただ声を聞きたかっただかなんだが。 (かつて毎日聞いていた相手の声に無意識にも安心感を感じれば、それを再び求めるように電話したのだと知る由もなく、勢い任せに電話してしまったことをはにかみつつ打ち明けて。まかないを食べてきたため、いそいそと風呂の準備をしつつ肩と耳で携帯を挟めば「それより、ぜひとも近いうちにご飯を食べに行きたくてな!」と声を弾ませて)