っ、…ずるいよ、主。 (両手から伝わる相手の温もりや一年前と変わらない自分を呼ぶ声に、当初の'幸せな人生を送っている相手の姿を見たい'という願望だけでなくさらに欲が出てきてしまい。立ち去る背中を見送りつつ一人ぽつりと呟いては、様々な感情を振り切るように小さく頭を振ってから重たい足取りで自宅の方へと歩き始めて。)