そんなわけないじゃん。俺、毎日会いたいなぁ……泊まりに行ってもいい? (微かに語尾を震わせつつも懸命に笑い飛ばすような軽さで否定すると、頼られれば頼られるほど張り切る相手の性格を逆手に取ってわざと甘えたような声で頼み。涙で潤んだ瞳を覗き込み、その目尻に溜まった滴を親指の腹で拭ってやりながら「でもさー…これで晴れて、主従関係の無い普通の恋人だね」と微笑むと、触れるだけの口付けをそっと交わし。)