ん……ちあき…。 (夢の中では幸せな時間を過ごせているのか、相手の心配を知る由もなくその温かな腕の中でぐっすりと眠っていたものの、頬を撫でられる感触にわずかに眉を寄せては、むずかるように小さく寝言を零しながら相手の胸のあたりに額を押し付けて。寝付いたのが夜明け近くだったためかまだまだ目覚める気配は無く、寝言を零したのも一度きりですぐにまたすやすやと寝息を立て始め。)