……その言葉が聞けただけで、今までの刃生報われた気がする。 (相手の隣で肩まで湯に浸かりながら、最高の褒め言葉を送られれば胸の奥がじわりと温かくなるような心地がし、ゆっくりと身を寄せて相手の肩に頭を預けつつ答え。いつものように水面下で相手の手をとり指を絡めては、にぎにぎと優しく握りながら「ありがとう、だいすき」と囁くような声で静かに零して。)