雪月 2015-11-04 02:43:42 |
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元女神だったのか・・・・・いやそこまで不思議じゃないか、もとより女神は人の想いが集って形を成した存在・・・・自然現象みたいなものだから。
人の想いは不確かなもの。
そしてなにより強く、脆く、多様なもの。
わたしの使命はただ一つだけ、負のシェアを私自身に限界まで内包し、世界を初期化(はかい)すること。
止められたけどね
そうだよ。わたしが望む死は、わたし以外誰も望まない死に方。
私は戦い方を知らないけれど、全人類の負というシェアは四人の女神を圧倒するほどだった。
シェアを四つに分けて、さらに奪い合わなければならない女神達に比べて、負のシェアを一身に受けるわたしは性能だけならば女神達は相手にもならなかった。わたしが負けたのは、偏にわたしが素人だったから、かな?
きみは、わたしと同じ感じがするね。マジックみたいなもの、かな?
もし俺の世界にアンタがいたら、俺もアンタを殺そうとするだろう、親しい人たちが死ぬの嫌だし。
でも・・・・・もしその中にアンタが入ったら・・・・・・自爆しないようにするかアンタの自爆を見届けるかもな
……私が世界を滅ぼすのは、最終的にそうなる、みたいなものなんだ。
人間は本能として子孫を残す。
女神は本能としてシェアを求める。
女神に換算される私は、シェアを集めることが使命なんだ。負の女神であるため容量は各国のコアの何倍もあるけど、限度もある。私は私が可能な限りシェアを求めるんだ。
最終的に、溢れたシェアによってベラは消滅し、負のシェアの氾濫により世界が滅ぶというだけで。
正確にはシェアを集め国を豊かにする、だけど私は国を持っていないからただ流れるシェアを受けるだけ。
火薬を流し込んでいる最中の時限爆弾って言えば、わかりやすいかな
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