ネプテューヌなりきりチャット X次元

チャット繋がらない…

流れからして副会長の地位陥落から始めるのが一番自然なんだよな～……なんせ屋上であーんなド派手にやらかしちまったんだから

さてと・・・メモるか

ディスペル　性別：男　年齢：不明/本人申告では永遠の３１歳（見た目青年）

口調はキャラ作っている時は頻繁に伸ばし口調（そういう事→そーゆー事）
一人称は俺、二人称はお前、三人称はほぼ呼び捨て

性格：前向きで明るく態度は大きく我が侭意が侭で、気に入らないものは無理矢理捻じ曲げる問題児で悪びれも無い。それと大胆不敵で何をやらかすかわからず、やらかして大惨事を起こしても直ぐに開き直る吐き気を催す全ての害悪そのもの…以上が【強大な力を持っている奴】をなんとなくイメージして作ったキャラ
本性：非常に心配性で小心者、その癖変に真面目で抱え込みやすい性格で隙だらけ。そんな性格故にやらかした後は物凄く落ち込む（が、表には絶対に出すまいとしており、心の中がわからなくなる位に本心を自作思考で覆う徹底振り）
本当は自分の居場所でのほほんとしていたいと願っている……自分の早とちりやら何やらを引き金に強気の姿勢で度々やらかしてしまい、周囲からは「変態」「最低野郎」「屑」等といったイメージが定着してしまった。
これによって「今更どう繕っても払拭できないならもういっそ突っ走ってしまえ」と吹っ切れてしまい、次元崩壊などといった更にとんでもない事をやらかす事に（一応元通りにしておいたりしてはいる）
ただししたい事は（主に自身を省みずに）何が何でも成し遂げようとする為、その時の被害はとてつもない
（例：歌をちゃんと聴きたい→病気を根本から治す→肉体の転生→賢者の石が必要→それを作ってる工房へ→防衛機構に襲われる→返り討ちにした際に工房全壊→いきなり襲ってきた慰謝料として落ちていた賢者の石をあるだけ拾って帰る）
因みに色んな意味で鈍感で隙だらけ

趣味：居眠り、物作り（くだらない物から真面目な物まで幅広い）、覗き
癖：他人の頭なでなで（妙に撫で心地が良く、ユーザに見事伝承された）

身長：１７９cm
体重：５７ｋｇ

戦闘スタイルはのらりくらりと流しつつ攻撃するカウンタータイプで強気にガンガン攻撃を仕掛けるのはほぼほぼフェイント目的（当てる気ではある）そしてトドメに空間魔法による必殺の一撃を食らわせる。
誰かと手を組む際は目立って引き付る囮役に徹する（協力して攻撃？HAHAHA合わね～よ後手後手になるから）

武器は双剣か双銃、あるいは双銃剣とにかく両手に武器持つスタイルで双銃剣が一番の得手
空間魔法と強化魔法、ついでに初歩的な属性魔法を主に使う（他にも色々使えるが、面倒なので滅多に使わない）

特殊能力は触れたモノを消す力である【デリート】で用途はかなり万能。
事実は常に触れているとの事で消した事実を消して消したモノを元に戻したり、目の前の場所から移動した事実を消す事で移動した何かを目の前に引き寄せたり、それに関連して起きた事実も消せる。
それと製作方法と材料（それらの入手方法）が分かっている物を作る事を仮定してその過程を消して材料を一切消費せずに実物を出す事も可能
但し使う毎に世界が歪みを起こし、一回使った場合に起きた歪みは二日経たないと治まらない。
連続で使い過ぎると世界がひび割れ、世界自身がそれを修繕しようとして働くブラックホール張りの引力によって辺りを飲み込んでしまう。因みにこれは５分で治まり、空間魔法で直せば直ぐに治まる。
ひび割れはデリートの使用頻度と消したモノの総数や影響力の大きさによって使用者と近い場所に出来る。
使えば使うほどにひび割れのリスクが大きくなり、複数のひび割れを一気に作りこむ程に使いまくった場合、或いはひび割れが複数存在しているのに使おうとした場合、次元崩壊は免れない。

好きなものは自分の居場所とおいしいご飯
嫌いなものは規則や束縛、封印にお酒（一口で潰れるから）、それとまずいご飯

※自分の居場所の定義は自分が気に入っていたり居心地が良かったりする場所、場面を意味しており、実は【特定の誰かがいる場所】とか【とある歌声が聞こえる場所】も在り得る

人間関係
ハックル：我が半身にして抜け落ちた中身、今では立派な腐れ縁でちょくちょくからかっている
ユーザ：見込みがあって凄く良い子。受験勉強そっちのけで自分の持てる技術や知識を教え込めるだけ教え込んじゃった事に関しては深く反省している

謎補正：何かやると何故か良い方向に事が運ぶという自身ですらよく分かってない能力（？）
碌な事をしないのに結果的に良くなるのはこれのお陰であるのだが、本人含め誰もそれを良く分かってない。これが推定幸運EXの成せるものか。

闇の封石：空間魔法を使って何重もの隔離空間の膜で覆ってないと自動的にディスペルと一体化してくる【厄介なもの】
元はとある女神によって【デリート】を封じるために埋め込まれた曰く【絶対の力】の結晶
これによって一時期は【デリート】が使えなくなったが【謎補正】と【絶対の力】の因果反応（概念とか因果とかの化学反応みたいなもの）によって在るモノを無いモノにする消す力に代わる【在り余るほどの】力を得てしまった。
ほぼ加減不能でくしゃみやしゃべった時の飛沫で目の前の相手を蜂の巣に出来、デコピンで頭が、肩を軽く叩いただけで腕が、背中を軽く叩いただけで胴体が吹っ飛ぶ程に。ころんだだけで地割れが起き、服を引っ張ったら剥ぎ取れてしまい、縦に線を引いたら次元の穴が開く。
当然の事ながら封じた者にとっても封じられた者にとっても厄介でしかなくなってしまう。
元に戻ろうにも封じた女神を感情任せでぶん殴ってしまった為に、肉体は後も遺さず爆散し、魂も次元や因果の彼方へ吹っ飛んでしまった為に事態は難航、幸いにも空間魔法によってとりあえず分離、隔離しておいて元に戻る方法を探している
吹っ飛ばした女神の事については心配しており、「きっと【絶対の力】で魂は転生も出来ずに生き続けている」と確信しており、もし見つけたらちゃんと元の場所に帰してやろうとは思っている…たとえ当の本人が嫌がるとしても

大まかな出来事の流れ（予定）
一日目：入試+教官との出会い
二日目：大食いプリンセスと出会い、財布がすっからかん
三日目：プリンセスが捕まり、殺しの濡れ衣を着せられる
四日目；モブリーダーの洗脳によって書き換えられた記憶での一日、思わぬ助っ人の記憶回帰で復活、黒幕判明
五日目：屋上での調査、花園お嬢との交渉に失敗するも光明アリ、後日巻き込む
六日目：これまでの出会いがバタフライエフェクトと化し、黒幕のモブリーダーを奈落に堕とす
七日目：色んな奴らが忙しい中、ランチタイムで大団円。プリンセスが食べている所を見てほっこり

ユーザの「色んな奴らに迷惑をかけたような気もするが……まあいっか。俺はこの笑顔の為に、ここまでやり遂げたんだから」という台詞で〆

結構書いたんだな……まあ色々おじゃんになったが

魔剣ゲハバーン封（フウ）に魔性鎌ゲハバーン封（シェルツ）、他にもデュエルディスクっぽくしてモンスター召喚とかも面白かったかな

えー本日もお日柄の良く……って何だこの静けさは。一体何のためにおめーら連れて来たと思ってる

チータ・プラー
「んなん知るかよ。つうかアレだアレ、こんな廃れたとこで何をやれってんだ」
遊在
「そーだそーだー」
デバッカ・マイス
「完全にハブられたからな、ネタ収集としては格好の手段だったんだが……」

発つ鳥何とやらって奴だよ。学園打ち合わせも御通夜そのものだし？一応今後の話を刻んでも良いだろ～と思ってな。

そんなん一々此処で書く必要あっか？書いた所で構ってチャンが何かやってる～って囁かれてるだけだぜ？

ディスペル
「バッカだな～……廃れて誰も訪れないって事は、裏を返せば好き勝手に書けるってこった。出しもしないネタをくっちゃべっても構わね～ってこった。そしてここで好きに話を展開できるってこった。」
デバッカ・マイス
「相変わらず自由だな……邪心の方が真面目なんじゃないか？」
ディスペル
「寧ろあいつら人よか真面目だよ？神は基本的に己の使命こそを何よりの生き甲斐とし、それに縛られがちだ。好き勝手にやってるよーで混沌をばら撒くっつー生まれ持った使命を全うしているだけに過ぎない……ベクトルが違うだけで基本的に旧神とどっこいどっこいだ。」
遊在
「成るほど……」

要するに色々ぶちまけて帰るつもりなんだな？

ディスペル
「そーゆーこった」

先ずは学園ネプについてだ。もう察してると思うが、メンバー同士の疎通がなってなくて殆ど頓挫してると言っても過言じゃねー状況だ。そんなわけで勝手に思いついたストーリーをぶちまける

チータ・プラー
「早速ぶっちゃけてきたよコイツ。銀枠さんに言っただけじゃ足りんのか」

ありゃあくまで九間目（仮）の内容、此処で言うのは大雑把な流れだ。
先ず狂三から手ひどい返り討ちを受けたグリスが暴走して洗脳能力を大活用、生徒達を牛耳ってがすとと組んで十香に濡れ衣を着せて精霊を倒す事を正当化させる事を画策する。
それをユーザ……記憶喪失中の遊在が飯食い仲間の十香を助けるためだけにアダムと協力してグリスのあれこれを暴いて計画を阻止する。

遊在
「『一般生徒である俺から報告を受けたので対応したってなった方が違和感なく生徒から支持を受けるよ～』見たいな事を言ってたなぁ……」

その後、精霊に危害を加えて敵対行為を煽らせ学園を脅かした罪でグリスとその協力者であるキュービアスは更正教育という名目上、暗部組織のサンプルとして使われる事に。グリスは量産女神の母体パーツとして、キュービアスは主に女神の改造や耐久等の実験台としてだ。
初代女神のクローンを作る計画があったみてーだからそれに沿えるもんをね。

チータ・プラー
「女神の量産化、兵器化か……上に立たれると都合が悪いからって発想が出るんじゃ、人の本質が悪って言われても言い返せんわな……」

その後の遊在はウイングナイツ姉妹と貴戸クン、そして夜刀神十香クンを連れてダンジョン攻略をする。
学園長によって保健室に閉じ込められてっから外に出れない俺は、生徒達に薬やら道具やらの材料を取ってくるよう依頼を出しつつグリスの記憶を一部コピったクローンの指導の下、保険医ハックルとしてゆるーく過ごす
そしてハックル・クラッキンっつう保険医の試験受けた筈が暗部組織の一員になっちゃって七賢人に振り回されるっつう三つのルートが出来る筈だった。

チータ・プラー
「自キャラ中心に回しすぎだろ。万が一参加できてもこの案通らんぞ？」

それがそうでもないと思う。寧ろ前の作者の話から続くものを書こうとすると、新しく出すキャラを立たせ辛い環境にしちまうんだ。
そのせいで文章の幅を取っちまって、ものすっごく長くならざるを得なくなる。
事が一話完結ならそれでいいが、次の話にまで持ち込まれるとなると続くとなると長ったらしくてしつこいドラマがごとく飽きが来易い。
スープの水と油が分裂する位に伸びたとんこつラーメンを食わせるよーな苦行を読者は強いられる事になる。
それをぶちこわすにはいい機会かなってなって。直接言うと口論に発展するが、文章として出しゃ～これから書く人が気付いて参考にしてくれるだろーから

さーて続きだ。
他の作者の話の展開によってだが、今度は調査団のメンバーが暗部組織に捕まるルートもあった。それもグリス達同様罪を問われての事だ

デバッカ・マイス
「調査団って……学園内でも割と善良サイドの筈だろ？それにあのメンバーを捕まえても実験の素材価値があるとは……」

氷室はとある実験で擬似女神化っつーもんが可能だし、エネットはシェアクリスタルを用いた実験で出来た限りなく女神に近い改造人間だ、それだけでも格好の実験材料になる。
話の流れは狂三の対策として精霊の生態を調べんとして十香を捕まえて色々とエグい実験を行う
下手すりゃ反転案件だが相手は氷室率いる調査団だ、その予感も承知で敢行する。
後は遊在が助けに来て、阻んで来た調査団を相手にしてる内に貴戸が十香を助けるという形だ。
卓越された連携と技術を前に抵抗するも捕まった遊在は、千怜から偽善者だの自己満足だの言われて心がブレる……が、「それで十香が助かるなら」と吹っ切れる。
そこで生徒会（+暗部組織）が包囲して調査団が一斉検挙され、学園の生徒を拉致して非人道的行為を行ったとして捕まるってのが流れかな。

遊在
「実はさ……千怜達って偶に小物感が出るんだよな。だからどうしても相手にしてもバカバカしいって感じたりする。それが良くない事なのは解っているんだけど……」

それはあいつ等が自分達の言い分を通すためだけに正論を言って、さも自分達が正しい行いをしていると思わせようとしてるからだよ。
だから例えそれが正しいと感じても、正しいのだとしても、それでも我を通そうとする俺らなんかにゃちっとも響かんのさ。

チータ＆デバッカ
「「『俺ら』って俺達も！？」」

偽善というのはエネットの方が……否よそう、方法はどうあれ救いたいという気持ちは本物なんだろーしな
後の話は考えてねーが……事の発端なら考えてる。
アクちゃんが義妹のリボンを返してもらおうと追いかけて来た五河クンを鬱陶しがってツルハシをぶん回した……それが発端だ。
本人はそのつもりは無かったのかもしれんが、そのツルハシの一撃が当たって五河クンは消滅した。
力が溜まった地面をツルハシで叩く事でモンスターを召喚する力が五河クンに反応してしまったんだ。
んでもってそれを引き金に精霊達が暴走、反転、自分は「ウチは読者だから君達登場人物の攻撃なんて効かないよーん」と言って退散
その後高みの見物感覚で暴走する精霊達を見て「あ、こいつ等ヤベェ」という感じで精霊の事を認識する
それから自分が干渉しなかった別の次元にて調査をしつつ、その内容をがすとに報告って感じかな。
因みにあの三人は消滅した五河クンがゲイム学園に訪れた際に分裂して生まれた存在だ。

チータ・プラー
「アクワイアは本編に出ないらしいんだが……ちょっと出たけども」

だから本編の前、彼女ら三人がゲイム学園にいる原因に絡んでる可能性が高いと踏んだんだ。
リボンを全部同じ色に摩り替えた時の反応を見る為に義兄からもらった大事なリボンを盗るよーな奴だぜ？
迷惑する事にかけては俺なんかじゃ足元に及ばない領域、しかも「自分じゃどうにもならんから」とやらかしたらそのまんまで放置するから始末が悪い。
だから元凶としてはこれ以上無いほど適任なのさ……まあそれをどーにかこーにかして、アクちゃんが関わらなかった状態に戻したんだがな。

そんでもってゲイム学園の正体の案も考えていた……ゲイム学園の状態は未だ創世中の世界を維持する為の仮想世界。
生徒達は学園での一年間を何度も繰り返しながら様々な世界を侵略する尖兵……に組み込むための人格データのコピー元
エリアボスの居る立ち入り禁止区域は戦闘訓練エリア、ボスから手に入る証は優れた個体を育て上げるため。
そしてネロは時間が来たら世界を初期化して入学式の頃の状態に戻すリセットボタンであり、次元の外から偶然サルベージしたエネルギーから生成されて精霊の姿となった存在を生徒達に倒させる為のきっかけ
けれど精霊をシステムに組み込んだ事実がある者によって消えた事で十香達はいなくなり、それによってシステムに隙間が出来て崩壊するって流れ

チータ・プラー
「崩壊するって穏やかじゃねぇなオイ！」

時計の要となる歯車の一つを外されて動かなくされたよーなもんだからな……まあ代わりの脅威存在として俺達が招かれたんで、他の生徒達から敵意をむけられたっけな～

遊在
「あれはビックリしたよ……二人が刺し違えて逝った後の事を引きずってたから尚更」

それから向こうの世界でアクワイアの干渉を無かった事にして来たハックルと合流した俺は、あの世界のこれからをディスペルから説明されたんだ。
これからゲイム学園は天宮市に衝突して塗り潰し、あの世界をゲイムギョウ界にしようとしている。って。

チータ・プラー
「おいそれってヤバくねぇか？一つの世界を本格的に侵略するって事だろ？」

ディスペルからはそれを止めるには破壊するしかないって言われたんだ……けどそんな事したくなかった。そこで俺はある事を思いついて、第三の道を提案したんだ。

ディスペル
「最初無茶だって思ったけど聞いてくんなくてさ～……ま、生徒が頼ってくれた以上は期待に応えなきゃ先生じゃねーもんな」

俺が提案したのは一つ……神の存在概念を切り取ってゲイムギョウ界ではなくなったインターセンターと合わせてコインの裏表状態にする事……つまりあの世とこの世の表裏一体の世界にする事だった。

……で、どうなったんだ？

遊在
「上手くいったよ、でなきゃここにはいないし……そう、俺はここにいるのは……」

ディスペル
「…………ユーザが核を破壊して『俺』が行き先をインターセンターに変更しつつ世界融合術式を組み換えを行った。そして『アイツ』は……『ディスペル』は囮をしつつ本来掛かる時間の過程を消して計画が完了した状態にした」

…………お前、ディスペルじゃないんだな。

……アイツのフリって結構大変だな。

チータ・プラー
「え、ええっ！？お前、ディスペル……じゃねぇのか？ディスペルはどうした？」

アクワイアを取り込んで囮をやって……そのまま生徒達に殺されたよ。
確かアイツ言ってたな……「アクちゃんは俺の弟みてーなもんだから、生まれ変わったらアイツの兄としてマトモにしてやんなきゃな」って
取り込まれたアクワイアも諸共死んだから、きっと兄弟として生まれ変わって上手くやってるんだろう。

…………さて、みんな帰ってくれたか。
俺はユウザ、始まりのユウザ。本から出て来たが故にディスペルと同じ理由で、五河士道と違う理由で、傍観者と干渉出来る者。
繰り広げられたこの物語もこれにて終わる。
けれども彼らの旅路が終わることは未だ無く、俺もまた何処かへと向かいて歩み出す

むかーしむかしあるところに、とっても豊かな国がありました。
その国を治める女王様は、なにがなんでも完璧にしなければ気が済みませんでした。
些細な事も見落とさず、小さな罪も許さず、自分にも周りにも何時も厳しい女王様あってこそ、黄金時代と称えられるほどに栄えました。
跡継ぎとなる王女様も女王様自らが行いました……全ては更に完全なる国を目指して。
女王様はやる事成す事すべてが徹底しておりました。
自分に不満を持つ人を消すときも他の誰かを唆し、あたかも自分からやったように仕向けさせました。
人口を間引く時も王女様を唆し、あたかも自分で命じたように仕向けさせました。
名君で在り続けるために、非情な決断を他人にやらせ、自分の手を汚す事はありませんでした。
しかし、他人に押し付け続ける度に、自分を良く見せようとする度に、国を良くしようとする度に、自分の不完全さが浮き彫りになっていきました。
そこで女王様は、自分の不完全な部分を取り除くべく、自分の身体をナイフで削ぎ落とし始めました。
「この腕が完全でない」となだらかな腕を削ぎ、「この脚が完全でない」と撫で心地の良さそうな脚を削ぎ、「この胸が完全でない」と曲線を描いた胸を削ぎ、あれもこれもと削いでる内に、とうとうそのまま死んでしまいました。
…………アイツが治めていた頃を黄金時代だったと後世の奴らは言っていたが、そう見えただけなんだ。
実際は悪い部分に蓋して見せて無かっただけ。悪い記録を隠蔽して抹消してただけ。
アイツが国を……自分を良く見せようとする度に、そのしわ寄せがあろう事か国民や跡継ぎとかといった自分以外に降りかかってただけ。
鍍金時代の箱庭の女王は、およそ国を治めるのに向いちゃいなかったというわけだ。
裏方が得意みたいだったし、秘書とか主婦とかメイドとかの方が向いてたのかもな。
もしアイツが奥さんだったら……旦那さんも頑張れちゃうかも。

……ふぃーっ

頂点あらば原点あり。神が神を殺/す為に神殺/しあり。
起動実験で暴走し、何処かへと飛ばされた原点は、降りかかる火の粉を払うが如く、襲い来る神やその使徒を殺し力を奪って世を巡る。
力を奪われ、存在意義を失い、何者でも無くなった魂は神殺/しへの恨みだけが残り、生まれ変われず狭間を彷徨う
そうして集まった怨念の塊を源とし、生まれた者こそ神殺/しの頂点。
神殺/しが神を殺/す度、頂点の身に怨念が入り、力の源と化す。
その度に生じる頂点の衝動は、力を取り戻して神へと返り咲きたいという怨念達の冀望。
故に頂点は頂点に在り続け、神殺/しを実行せず、執行する。