ハナミズキ 2015-10-30 16:57:47 |
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モリトは慌ててベッドから立ち上がり言い訳をしようとする。
「いやイヤイヤ!迷惑とかそんなんじゃなくってだな…、なんて言うかその~・・・。
―――― 本当に良いのか?」
「ん? ここでの知り合いなんてモリトしかいないし、モリトになら嘘をついたり素性を隠したりしなくてもいいじゃない? それに・・・。」
「それに?」
「なんか面白そう!」
『・・・・・・、やっぱ、そういう事だよな…。
俺の事が好きとか、そういう理由じゃないんだ・・・。
やっぱり俺って…、男として見られてないんじゃないのかな…。』
そう再認識をすると、緊張していた糸がプツンと切れて、力なくベッドへ座り直したのである。
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