ハナミズキ 2015-10-30 16:57:47 |
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2人の会話を聞きながらモリトは思っていた。
『おぃおぃおぃ!
それって俺と同じ部屋で良いって事なのか?!
仮にも俺は男でユーリは女なんだぞ?!
まぁ、見た目はアレだが…、それでもダメだ!!
夫婦でもなけりゃ、恋人同士でもないのに、同じ部屋なんて…。
ダメだダメだ!
世間様が許しても俺の良心が許さない…。
・・・・・・‥、まてよ?
まさかとは思うが・・・・。
ユーリは俺の事を男として見ていない?
それとも、信用されてるのか?
どっちにしてもダメだ・・・・。
俺の理性が・・・・。』
「お兄ちゃん。 顔芸の練習は後でやったら?」
「えっ?!」
ハッと我に返るモリトであった。
「さっきから、なに百面相やってるのよ。 ちょっと面白かったけど…。」
「いや・・・、別に…、その・・・。」
そんな微笑ましいやり取りを見ていた宿屋の主人だったが、二人を2階にある部屋に案内をする。
「この部屋です。ごゆっくりどうぞ。」
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