ハナミズキ 2015-10-30 16:57:47 |
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その話を聞いていた宿屋の主人も「そう言えば・・・・、昼間に逃げ帰って来た冒険者も言ってたな…。グリュフォンが出たって。それに、今まで聞いた事も無い魔物の鳴き声が村のすぐ近くから聞こえたんだが、声がした場所に行ってみても何もなくてな、あれは一体何だったのか・・・・。」
「待てよ親父。その話が本当だとしたらおかしくないか?グリュフォンだぜ?そいつを倒せる人間っていやあ、Lv70以上はないと無理って言うもんだ。そんな奴がこの村に居るって言うのかよ。親父の聞き違いとか勘違いじゃないのか?」
「さぁな・・・・。」
謎を残しつつ、食事が終わったモリト達はその場を後にして部屋に戻る事にした。
「それじゃあ、俺達は部屋で休むよ。今日はありがとう。」
部屋の戻るとユーリはグリュフォンのドロップ品を取り出してモリトに言った。
「私もこんなの拾っちゃたw」
そう言って見せた物は《極吹雪の剣》である。
「これモリトにあげるね。業火の剣は持っててもこれはまだ持ってなかったわよね?」
「本当にいいのか?」
モリトは目を輝かせながらユーリに聞いた。
「もちろんよ。私には必要の無い物だし」
「ありがとう!ユーリ!」
モリトは心底嬉しそうな顔をしてお礼を言うのであった。
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