ハナミズキ 2015-10-30 16:57:47 |
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そんな事があったので、これからの旅の事も考え、モリトとユーリは兄妹という設定で行く事にした。その方がややこしい事にならないだろうと考えたからだ。
それともう一つ重要な情報を手に入れた。この新たな世界では、冒険者はギルリスト協会という所で登録をしないと冒険者とは認めて貰えないらしい。そこに登録して初めて冒険者としての扱いを受ける。当然2人も協会で登録をしてきた。
登録をすると冒険者の証として腕輪が渡される。それを見える位置に装備しなければならない。モリトとユーリは腕の付け根付近に装備した。
この腕輪は色により冒険者レベルが分かる仕組みになっている。冒険者になりたての2人は銅褐色の腕輪だ。冒険者の中でも一番下っ端という事を意味していた。
10レベルごとに腕輪の色が変わり、銅褐色・銅赤色・黄色・オレンジ・緑・水色・青・銀色・金色・クリスタルとなる。誰が見ても一目瞭然なこの仕組みに納得しつつも溜息が出る。本来ならモリトは銀色の腕輪のはずなのだが、自己レベルはそのままで初心者からという扱いになっているからだ。ユーリもしかり。金色を通り越してクリスタル、いや、ダイヤという所だろう。そんな二人が初心者でありLv1なのだから笑える。
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