匿名さん 2015-10-28 20:33:21 |
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此処ではない別の場所にて、出逢った飛行船の君へ
きっと君はもう綴り合う世界に居ない事でしょう。
自惚れと思われるかもしれません。また逢えるなら、其ほど嬉しい事も無いのですから。
この文を読まれる日が有れば、少し気恥ずかしく思います。
想いを綴るならばあの場所にと思われるかもしれませんが、あの場はもう、私が自由に過ごすには人に知られ過ぎてしまいました。
今さら気にせず自身の場所として過ごせば良いと思われるかもしれませんが、他人思いは私の悪癖です。
ねえ先生?先生は何処が好きでしたか?
供にすき焼きを食べた場所?
尊大な従者に困る領主?
硝子の小瓶も椿の花も、教会も豆腐の娘も、他にもたくさん楽しかったです。
何れも時々読み返して、今も私を育ててくれています。
いつかまた、先生との一時を願って。
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