出逢うのはきっと、あなたがわたしを葬り去るときだと思っていたんです。だってそれが正しい物語だから。でもそれに抗って、あなたと沢山火花を散らす日常は、結構悪くないかなって。 おやすみなさい、王子さまじゃないひと。多分わたし、あなたのこと──、 … なんて。ぜったい続きは聞かせてあげませんけれど。