あなたとならば。 ＜bl / ml ＞

そう？ならいいんだけど……。(「もし何かあれば言って下さい。」なんて相手の気も知らずに述べて、再び頭をポンポンと軽く叩き、微笑んで。

いっつも先生はそうだ。俺の気持ちなんか知りもしないで...。(再び顔を突っ伏させると相手とは逆の方向を向いて腕に顔を埋め。自分でもコントロールするのが難しい様々な気持ちに涙が溢れて。

あ、ごめんなさい…？……って、泣かないで下さいよ…。(よく解っていなかったが、一応、相手の言葉に対して謝り。顔見ようと移動すれば相手が涙流していて、驚き。また、どうすればいいかと悩み、その結果、自分のハンカチを相手に渡し

あ、いや、違うんです...。(首を横に大きく振ればハンカチを受け取り「ありがとうございます。先生のせいじゃないから気にしないでください。」と付け加えては笑って見せて。

(/なんかかなり女々しくなってしまいすみません;

心配だなぁ…。(と言えば苦笑いし「俺のこと、頼って下さいね？」なんて続けて。ふと時計見れば、授業時間目前で、「ヤバい、急がなきゃ。」と笑えば、教科書等を持ち、職員室出ようと。

(/大丈夫です。女々しいのとかは全然ありなので！←

ありがとうございます。(何度か頭を下げれば職員室から出てようとする相手を見て次は空きだからひとりだ。なんて考えて。「あ、ハンカチ洗って返します。授業頑張ってください。」と手を振って。

(/ありがとうございます‼︎そうやって言ってもらえるとかなり助かります！←

あ、はい！頑張ります！(とガッツポーズし職員室出れば、廊下にいた生徒に声かけながら目的の教室向かい。教室入れば、時間ギリギリだったため、すぐに授業開始して。

はー...迷惑かけたな。(ひとりになれば考えてしまうのは相手のことで、後で謝ろう。先生授業頑張ってるかな。など様々なことが頭に浮かび。ハッと我にかえると次の授業の授業しないと。とキーボードを叩き。

……。(授業が少し早めに終わり、休憩と称した自由時間を生徒に与え。自分も一旦落ち着こうと本を読んだり、スマホをいじったりして。

んー...。(キーボードを叩き始めれば意外にもすぐに集中することができ、ああでもないこうでもないと吟味しながら進めて行くとあっという間に時間が過ぎ。

よし、授業終わり！(そう言えば号令がかかり。荷物を持ち立ち上がり、廊下に出ようと歩を進めて。

よし。(チャイムと同時に作業を終わらせれば一息吐いて。時間割確認すればあと一時間空きがあることに気付き、次に時間の使い方を考えて。

あ、次何にもないや。(廊下を歩きながらスケジュール確認すれば、空きがあり。休憩しようと職員室に向かい。

次なにしよっかなー。(頭の後ろで手を組んで思い切り椅子の背もたれに凭れてはひとり呟いて。

ふぅ……。(職員室に入ればすぐに自分の席に向かい。教科書等の荷物を机に置けば、持って来ていたペットボトルのお茶を口に含み。

あ、先生お疲れ様です。((相手を見つけると直ぐに声かけて、相手に飴を差し出せば「食べますか？」と。付け加えて首を傾げ。

あ、ありがとう。(「いただくね。」と微笑んで受けとれば。すぐに口に放り込み、「やっぱり甘いね。」なんて告げ。

じゃあこれ全部あげます。(飴が何個か入った袋をポケットから取り出すと「どんどん溜まっていっちゃうんですよね。」と苦笑漏らしつつ頭の後ろを掻いて。

え、全部！？(そんなにもらえない、と告げ。少し考えれば「じゃあ１日1個ちょうだい？」なんて提案し。

1日1個でいいんですか？いくらでもあげるのに。(相手の返事に目を細めて応えれば「わかりました。長谷川先生は何味が好きですか？」と尋ねて。