ローザネーラ 2015-08-25 23:30:03 |
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>ジェルド
__…此度の貴方の仕事は、称賛に値します。屋敷の取り決め等、まだまだ学ぶことは多いでしょうが…一先ずは、良しとしましょう。
(相手の様なタイプとはあまり接し慣れておらず、その上怯えさせてしまったとあっては此方も戸惑ってしまい。これ以上何かを言ってもまた怖がらせてしまうかもしれないが、それでも先程の反省からこうして成果を上げた相手に何か声を掛けてやりたいというのが本音であり。相変わらずの硬い言葉だが慣れないながらに相手の仕事を評価している旨を口にすれば、驚かせないようにそっと相手に手を伸ばし、ややぎこちない動きで相手の頭を軽く撫でてみて)
>ヴィオリカ
畏まりました、少々お待ちくださいませ。
(吸血鬼の中には気難しい質の者も多いが、その中でも温和な相手からの返答に出過ぎた真似をしていないか不安だった分、内心安堵を覚えて。その言葉に応えて一度離席すると少しした後に紅茶等のティーセットを乗せたカートを押し戻ってきて)
__…お待たせ致しました。お紅茶と、スイーツには温かいパンプディングをお持ち致しました。
(温かい紅茶に加え、肌寒い季節故に林檎やレーズン、シナモンと共に焼き上げたパンプディングを用意して。吸血鬼に寒さの心配など杞憂なのかもしれないが生ある以上寒さは人間同様不快を感じるものだろう、ほわりと柔らかく湯気を放つそれらを相手のソファの傍にあったテーブルへと移していけばティーカップに注いだ紅茶をそっと勧めて)
>ローザネーラ
__私は、旦那様の使用人でございます。貴方様に仕えることが私の務め…ですから、どうかご随意にお使い下さいませ。
(窓から差す月明かりに照らされ、相手の頬に光が伝ったのを窺えばはっとすると同時に喉の奥がきゅっと切なさを訴える様に痛み。どうして相手がこんなにも不安げなのか、人間である自分の前で涙を流し、それを自分自身で気付かない程に何を抱えていたのか、何一つ自分には察することが出来ずその事実が寂しさとも切なさともつかない痛みを胸に広げていき。使用人の分際で"頼ってほしい"などと烏滸がましい想いをぐっと留め、歯がゆさに僅かに顔を顰めながら言葉を続けると)
主人のお心を図れず、偶然通り掛からなければ知ることすらなかったことが…__私は、寂しいと感じました。
(先程からずきずきと胸に感じる痛みのままに次第に言葉は止めることが出来ないまま次々と零れていき。腕の中にある温かさにどうしてこうも揺さぶられるのか、不安定な自らの感情を言葉にするうち最後に自然と漏れてしまった一言に自分自身呆けた様に口を噤み。相手をここまで案じてしまうのは使用人としてではなく、自分自身が寂しいと感じたから。漸く認識したその感情にまだ戸惑っているのか静かに相手を抱いていた腕を離すと困惑を瞳に宿したままベッドに座り込んでしまい)
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