とくめー 2015-07-22 21:24:36 |
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>裄嗣
…黒い連中…っていうと、あの黒い人の、子孫たち…私。いや、私たちが知っている人たち…
(エレベータの中まで移動し、詳細を相手に教わる。"黒い連中"という言葉に、聞きおぼえがあった。
今はまだ近くにはいないとの事で安心は感じるものの、その安心感もいつまで続くかはわからない。
相手の真剣な表情と、事実を伝う言葉に、自分もまた黒の連中に関係する可能性がある情報を相手に伝えようと、エレベータから降りた直後…窓の外からなるべく見えない位置に移動し少し顔を下に俯かせてからゆっくり自分の力を解放する。過去の詳細を思い出していくため、瞳が深紅へ変わっていき)
…"昔の私"が知ってる。その人たちの事。何百年も続いた、力ある者と狙う者の確執。
裄嗣が言っている"黒の連中"は、その昔戦った狙う者の、生まれ変わった姿かもしれないわ。
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