プロローグ 春。出会いの春。 他の人間にとって、始まりであり終わりの春。 自分にとってな季節等何も関係ない。 暑いか寒いか、ただそれだけの違いだ。 周りの人間も、この世界でどんな事が起きようと、自分には関係ない。ただひたすら、何の問題も起こさず、親の言う通りに生きるだけだ。 「_助けて!」 そんな俺が、雨の様に桜の花びらが降り注ぐ道で一人の少女に出会った。 そう_これが全ての始まりだったのだ