ハナミズキ 2015-06-19 22:03:00 |
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そして、その日は祖父の家に泊まり明日家に帰る事にした。夜、お風呂に入ろうと服を脱いだ時、昼間に熱さを感じた場所に、痣の様な紋章が刻まれていたのだった。
「・・・・・・何これ・・・」
その紋章は、丁度胸の上に龍の形を取り、赤く浮かび上がっていた。その痣こそが、龍神刀との契約の印だったのだ。
龍神は、古くから神の使いとされ、己の主は龍神自身が選んでいた。主以外の者が刀に触ったものならば、その人物は気が触れるか【 死 】あるのみである。こうして龍神の力は守られ、受け継がれてきたのであった。
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