ブレイブルー【BLAZBLUE】ナリチャ 統制機構の一日

《寝てしまいすみません…！いつもありがとうございますね？》

一瞬幻聴が聞こえた気がしますが…(お腹が減ったと言う箇所に耳を疑い)
ああ、足りますよ。こちらは気にしないで食べてください？(片手を上げて遠慮を示すと、溜飲が下がったような相手を見て肩を下げる仕草をし。息を抜きつつ紅茶を啜り)別に興味がない訳ではありません。

大丈夫です♪

えっ？し…脂肪事情の興味、ですか？(紅茶を啜る相手から興味がない訳ではないと言われて目を瞬き。意外過ぎる言葉に慌てて聞き返すと八枚目のピザホールを切り崩すのをﾋﾟﾀﾘと止め)

違います。(笑顔で確り否定し)

…そうではなく、一人の衛士としてですよ。
これでも貴女の才能は評価していますし、…まぁ、まだ突っ走る傾向はありますが… (目を伏せたよう器を受け皿へ置き) 貴女がお友達にも優しい面や涙脆い性格もきちんと見ていますよ。

(きちんと自分を見てくれていると上司から聞かされ心が灯った気がし、聞く内容にも何だか照れてきて無駄にﾌﾞﾁﾌﾞﾁとホールをちぎって)ｴ、ｴﾍﾍ…何だか照れるなあ。…あ私も！ハザマ大尉の事は今日でちょっとイメージ変わりました。
何か学校の苦手だった先生から褒められる気分ですね~

おやおや、苦手とはまた随分ハッキリと…(目の前の照れている相手を見ては此方も仄かに口角が上がり)

…その辺で止めないと原型が無くなりますよ？ピザ、(相手の手で細かくなっていく生地を眺め)

へっ？あ！ほ、ホントだ…！(相手に指摘されてﾊｯと漸く止めればピザだった物を急いで口に詰めてｺﾞｸﾘと飲み込み、一度手を拭いて)
ほら、ハザマ大尉って…確かに礼儀正しいし、物腰柔らかくて紳士的だから一部の衛士には人気ですけどｰ…。ほら、いん…いぎん？無礼っぽいじゃないですか

慇懃無礼、ですね。(相手の言いそびれた単語を復唱し)
はぁ、…そうなんですか？それは知りませんでした。(その辺は疎い為か簡素な返事しか返せず、困ったように襟足を掻き)…取り敢えず少尉の疑念が少しでも晴れたなら良かったですよ。私も少尉の新たな評価が更新されましたしね？

１.ブラックホール少尉
２.店潰しのマコト
３.職人泣かせ

…パッと浮かぶ所で3つネーミングが出来ましたが、どれがしっくりくるかなと(腕を組んで思案げに)

…どｯ！どれも大食いって意味じゃないですか…！(拳ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ""
どれも嫌です…っていうか、やっぱり大尉は紳士じゃないですよ(真剣に悩んでいる相手へﾋﾟｼｬﾘと案を跳ね退け、部下の女子衛士に付ける評価ではないと相手をｼﾞﾄﾘと見つめ)

すみません、つい。見事な大食漢っぷりでしたので。(言葉とは裏腹に健やかな笑顔であり)

別に構いません、というか諜報の上官が紳士でどうするんです…(どんどんと下げられた皿のスペースに肘を置き)

顔と台詞が一致してません！(もう…！と相変わらず掴めない上司の顔を頑張って睨み)
え？そ、…そりゃあ…例えば、統制機構の諜報部にカッコいい上司が居る、…って噂になったら新しく衛士が来てくれるかもしれないじゃないですかあ？(必要性をｵｽﾞｵｽﾞ喋りながら最後のホールをﾓｸﾞﾓｸﾞ食べ)

おや？分かってきましたね。(此方の取り扱いを心得てきた部下に感心)

…はぁ、そういうもんですか。(そんな慈善事業に付き合うのは真っ平ごめんだと言いたげなそぶりで肩を下げ、カップの把手を摘まみ上げるよう)
まぁ、そもそも人気商売ではありませんしね。そういうのは、
そういうのが好きで奇特な方に任せればいい話ですよ。

ん~…(至極まともな返答に頷くも他の上司を思い浮かべれば適任が思い付かず)…っていうか大尉がすればいいんじゃないですか？見かけだけならまだなんとかなりそうですよ？
…ﾊｰっご馳走さまでした！(口回りにソースが曖昧に付いたままおしぼりで手を拭いてアイスティーを飲み)

しませんよ…気色悪い。(げんなりと)そんなのは胡散臭い人がすりゃいいんですよ。
…少尉、口、そのままにして帰っては皆にモロバレですよ。(相手の拭き残しに思わずふっと笑うと、気付かせるよう己の口元へ指で示し。新しい手拭きを渡して)

…あ！すっ、すみません。ありがとうございます…！(相手の仕草で口許の状態を気付かされ、慌てておしぼりを相手から受け取って)
胡散臭いって…、大尉より胡散臭い人が思い浮かばないなあｰ…(口元拭いながら)

…ご親戚と森で骨を埋めてきます？今すぐにでも。(至極優しい笑顔で)

まそれはそうと、…そろそろ統制機構に戻りますか。いい時間になってきましたし(相手がゆっくりできるよう少し時間をあけてから腕の時計を見て)

ぃ、も、もう森へ置き去りにしないで下さい…(優しい笑顔がかえって不気味で震え) ﾊ～っ、そうですね！お腹もまあ×2一杯で幸せですしっ。あ、ご馳走さまでしたっ、ハザマ大尉！(相手の声に背伸びをすると首をｺｷｺｷ鳴らし、ﾊｯと思い出したように上司へ笑顔で感謝してゆっくり席を立ち)

ブラックホール決定ですね…。(まだ満腹で無いらしい相手を見てぼそりと)

(律儀に礼を言う相手を見ながら目を細めて笑い「いいえ？」と上着と帽子を手に取り)

(外へ出ると無線が鳴るのに触れて)ええはい、分かりました。(無線を切って相手を見つつ)あ、とナナヤ少尉、私は帰ったらその足でレリウス大佐の所へ向かいますね。

な、なんか言いました…！？(相手から何やらﾎﾞｿﾘと聞こえた気がし)
(上司に無線が入ると隣で黙って聞いていたものの此方を見る背丈の高い相手をやや見上げる形になって)あはい！分かりました、大丈夫ですよ！

ええ、ブラック少尉、何でもありませんよ。(わざとらしく呼び方を間違え)

(見上げてくる相手と視線が合うと、元気な受け応えに自然と微笑み)すみません。野暮用なんですがね、

《帰路ハショリます！》

(統制機構へ着くと搭乗ゲートを抜けて)
では少尉、私はここで。(分岐点で相手へ丁寧に会釈し、研究室へ向かう足をふと止めると思い出したように相手を手招き)

あっ、そうそう。ナナヤ少尉ー？

今わざと間違えましたよね？(ﾑｯとするも、上司の笑みを見ると前よりその笑顔が苦手ではなくなった気がして小さく笑みを浮かべ)

はあ~~肩凝ったなあ(魔操船のシートに慣れずｸﾞｸﾞｯと背伸びし)あ、はい！本日はありがとうございました！(丁寧な相手へ敬礼し)へっ、あ、ハーイ？何ですかっ(廊下で背中を見送っていると相手が振り返り、手招きされているのに気付いて小走りに近付き)