おとぎ 2015-03-19 15:49:27 |
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ふふっ、御礼はいらないわ!
(都心を走る地下鉄の中、つり革も持たずに車両の真ん中辺りに仁王立ち。思い思いに電車に揺られる沢山の人々を眺めながら『人間って汚いなあ…』なんて考えては表情を歪め。この場にいる全員を眠させてあげたい気持ちは山々ではあるが、騒動を起こしたところで御伽の騎士が現れてしまえば、戦闘能力を持たない自分がひとりで逃げ切れる可能性も薄く。ふと、優先席に座る松葉杖を持った中年の男性が目にとまると、ニッと口角を上げ、男性の前まで歩いて行って声をかける。
『あなた、怪我をしているの?』
急に声を掛けられて男性は驚いた様子であるが、そんなことは御構い無しに『私が治してあげるわ!』と続け、前かがみになってその長い髪の一部を彼の右脚…怪我を負っているのであろう部位に触れさせて。数秒後、男性が目を見開いて松葉杖をつかずに立ち上がるのを見て自身の能力の効果を確認すると上記を述べ、微笑んでみせ。見計らったかの様にちょうど電車が駅に着きドアが開けば、男性の右手にそっとキスを落とし、彼が眠りに落ちるのも見届けずスキップで降車し。)
(/主様参加許可ありがとうございます!遅くなりましたが、絡み文を投下させて頂きます。ラプンツェルをやらさせて頂く者です( pf >80 )皆様よろしくお願い致します。)
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