START：DASH！！【非募集】

ルパンは薄汚くなんてありません、確かに泥棒は褒められたものではありませんが…自分なりにポリシーを持ってやっているのがわかるのです…って、なんです今のは、もしかしてお祈りのつもりですか？そういえば極東の島国ではこうして柏手を打つのが作法と聞いた事はありますが…
(自らを卑下するような相手の発言を聞き、思わずそう擁護するような言葉が自然と口を突いて出て。世間的にみれば悪人であるはずで自分としても最初は苦肉の策として接近したこのルパンという男だが、人を惹きつけるだけの何かがあるのかもしれないと悪人ならば何者だろうと軽蔑してきた今までの自分では理解出来ないような発言をしてしまったという実感を伴って感じていて。しかし、そんなことよりも彼が隣で実践してみせたオリジナルのお祈り？のようなものに興味を惹かれればついつい小さく吹き出してしまい、そういえばとどこかで聞き齧った知識を元に自分も手をパンパンと音をたてて合わせて、自分たちのものとは全く違う作法に不思議そうな顔をしていて。女性の自分からみても魅力を感じてしまう、そんな美女と呼ぶにふさわしい女性。こんな女性にレディとしての手ほどきなんて受けたら緊張してしまうかもしれないなとそんなことを思いながら手元の写真へと視線を落とし「ルパンがそれほどまでに言う女性ならきっと間違いはありませんね、後はルパンのお仲間にもぜひ一度会ってみたいものです」相手の厚意を素直に受け止め頷けば噂のルパン一味にもいつか会わせて貰いたいと、こちらからも積極的に全てが無事に終わった後の事に想いを馳せてそう言葉を紡ぎ。時折道路の継ぎ目などでの軽い揺れなどはあるものの、基本的には静かといっても差し支えない車内で自分の国での主な移動手段である馬との差異を感じて「それにしても、この車という乗り物について話には聞いていましたが快適ですね。これだけの速度があって馬より揺れが少ないですし、腰も痛くなりません」車窓を流れる景色をチラリと一瞥し、そして再び彼の方へと視線を戻し、未知のものへの好奇心からか少しだけ興奮気味に話して)

(/熟成期間は勿論素材にも拘らないといけませんからね。ただ、その点に関しては自分も負けるつもりはありませんので←←)