( / おおありがとうございます! ) ( 妙に濃く煮詰まった静けさが却って自身の癒しを満たしてくれ、黙々と文字並ぶ列を目で追いながらページをめくるもふと気配感じては顔を微かに上げ首を動かさず辺り見回して。すん、と息を吸い込んでは身に覚えのある匂い僅かに感じ取り読んでいた文庫本の間にしおりを挟み、匂いを辿るようにその場で立ち上がって )