【bl】百足と鳩と_【非募】

(　／　此方で宜しいですか？すみません、わざわざ立てて頂いて有難う御座います！　)

(/遅れてしまい申し訳有りません…!　いえいえ、此方こそ参加希望有難う御座います。設定等は如何しましょう？)

(　／　そうですね…丁度話は単行本の11巻辺りが良いですかね、でも事件は一応一段落していてみたいな…。　)

(/関係や時系列は11巻辺りで、事件回りは取り敢えず一段落している、という事でどうでしょうか…？)

(　／　はいそう言う事ですね！後は致命傷を負ったお互いが出会ったり、和解等の発展なんて如何でしょうか？　)

(/良案有難う御座います、了解です...!
其方の好きなシチュエーションで構いませんので、絡み文提出して下さると大変有り難いです!)

(　／　了解です！よろしくお願いします！　)




(　頭を悩ます大事件の後息苦しい憂鬱に耐え切れず気分転換にと外へ出かけたものの人々が行き交う街等は極力避け、物静かな広い公園へと向かっては広範囲を見渡せるベンチへと腰掛けお気に入りの文庫本を片手に広げて　)…。

(/此方こそ宜しくお願いします! 何か不都合な点など有りましたら遠慮無くお申し付け下さい!)



( 事件後の状況整理等重要な会議に顔を出しもしなかった部下を探しつつ、道中立ち寄った店で購入したドーナツ入りの紙箱を片手に右往左往。途方に暮れている所で上司から彼が戻ってきたとの連絡が入り、安堵感と疲労混じりの溜息を深く吐き出せば少し休憩して行こうかと静穏な公園へと足を進め )
…？
( ふとベンチへ目を遣れば記憶に有る顔を捉え、何処で見かけたのか思い出そうと必死に記憶の棚を探り )

(　／　おおありがとうございます！　)




(　妙に濃く煮詰まった静けさが却って自身の癒しを満たしてくれ、黙々と文字並ぶ列を目で追いながらページをめくるもふと気配感じては顔を微かに上げ首を動かさず辺り見回して。すん、と息を吸い込んでは身に覚えのある匂い僅かに感じ取り読んでいた文庫本の間にしおりを挟み、匂いを辿るようにその場で立ち上がって　)

(/それでは本体の方は失礼しますね…!)

――…眼…帯？
( 考え込む事数秒、記憶の糸を手繰り答えに辿り着き。彼とはずっと話がしたかった筈、しかしこの場で再会若しくは遭遇することになるとは思って居らず。如何しようか考える間もなく口を衝いたのは当の相手の呼称で )

亜門…さん…？(　自信の名を呼ばれては声のする方へと首を回し、目先に逞しく大きな身体が現れては唖然とした表情でその場に固まり。以前の事件後、彼の大切な人を致命傷にまで追い込んだ為かじわりじわりと奥底から這う罪悪感に顔合わせれずフイッと横に背け。もしかしたらこの間の仕返しをしに来たんじゃないかという危機感を僅か感じ取り　)

…そう警戒しないでくれるか、眼帯。
( 顔を背ける相手に対し、反射的に掛けた言葉は自身の思いとはやや違ったもの。彼は喰種だという事実は厭という程解しているが、心の何処かで"もう一度会って話がしたい"という希望が蟠っていて。その希望が今正に実現されようとしているものの、心中で綯い交ぜになった複雑な思いからベンチへと進めようとした足を止めれば苦々し気な表情に )

スイマセン…つい、(　自身に掛けられた言葉と向けられた表情に思わず頭軽く下げるも陰鬱な気分に沈み、一時沈黙する中彼の手元へと目線集めては何時もの忌々しいアタッシュケースの姿見えず　)あの、…今日はケース持って来て無いんですね(　疑問が渦巻けばぼそりとトーンを落として問い、目の前には敵とする喰種が居るにも関わらず逃げようとしない様子に本能的にうっすらと笑みを浮かべるも目は笑っておらず　)

…いや、気にするな。当然の反応だ( 此方は捜査官で彼は喰種、警戒する事は至極当然であって。彼が自身の手元へと視線を移すのを見止め、次いで紡がれた相手の言葉に嘆息し )捜査中なら持ってきていただろうが…、例えそうだとしても、話をするのには流石に使わん( つられる様にして自身の利き手へと視線落とせば溜息混じりに呟くも何時戦闘に移るかも分からない状況、自然と言動が慎重になって )

…油断してて良いんですか(　体を突き通すほど鋭く見つめ、相手に不安を与えるように
ぼそりと問い掛けて。然し見晴らしも良く人の目もある此の公園での戦いは己にとって不利だろうと考えては形だけの笑みを再び向け　)

…お前はこんな場所で、しかも白昼堂々と襲ってくる様な奴だったか？( 警戒は緩めずに見つめ返すが、何処か交戦を仄めかす様な相手の言葉に違和感を覚えて。しかし相手が万が一仕掛けてきたらどう出るかという対応について脳内で彼是と思案し )

( /上げますね!、 )