匿名ゆき 2014-11-23 17:15:10 |
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僕は君の前で,自分の好きな何かを話すのを恐れていました.
好きなものを話すと,自己愛に結び付けられてしまい,単に君がそれを好んでいるだけで,私は別に好きではない,といった表現に類似する言葉に接するたびに,僕は何かを言うのが怖くなりました.
抑圧だったのではないかと思います.
僕が君の傍にいてはいけないのだと思うようになりました.
君と別れようと思います.
出会い立ての頃の話までされてしまった以上,僕には何も言い返せません.
最初から,と言われてしまった以上,微塵も信用されていないのだと思うと,涙が込み上げてくると同時に,マウスのカーソルの様な白い紙を見付けた時の君の表情や,大学前で憂鬱な気分で,笑い飛ばすことも出来ない現実に悲観にくれながら,やつれた君の横顔を思い出したりしてしまいます.
私の行動は確かに,君を遠のかせるようなものでしたが,名残惜しさなどとは似ても似つかない感情が一日中繰り返し現れていました.
他の人を選んでいたら,という言葉を見たり,君が名状しがたい感情を寄せていた人間に対する言及を見たりするたびに,早く飽きたいと言われるたびに,世話係だと言われたりするときに,僕が何か変わらなければならないのだと思うようになりました.
それもきっと君であり,それも全て含めて大事にすることが,僕にはできませんでした.
僕の言葉は君の前で全て嘘になります.
君は僕の信じているものを,信じることはありませんでした.
今まで僕が君の前から離れようとするたびに,僕は君のためを意識していました.
結局は自分のためなんだろうと,世ではよく言いますが,違います.
ただ今はもう,違うんです.
僕の心が持ちませんでした.
君への言葉,思い,感情が君の前で全て空しく消えていくのが,無意味にされてしまうのがどうにも耐えられませんでした.
いつも,待たせてばかりでごめんね.
本は郵送します.
返答はいりません.
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