匿名ゆき 2014-11-23 17:15:10 |
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黄色の線の内側
黄色の線の内側で、列車が到来するのを大人しく待っている。
重たい頭の重心がぐらついている。
笑顔になれ、幸せになってねという親の声が聞こえる。
白い綿毛がふわふわ、辺りで踊っている。
強風に煽られ不規則な動きをしている。
僕は誘われているのだと思った。
しかし、その瞬間、物凄い勢いで綿毛が僕に体当たりしてきた。
僕は生きていていいと言われないが、死んでいいとも言われない。
鬱の診断を受けてみたら、重度という判定が出た。
その診断には「以前まで興味関心を抱いていたものが極端に少なくなり、1、2つ程度の物事にしか手がつかない」という質問が含まれていた。
僕が僕であることは、何なのだろう。
僕は何だったのだろう。
今は、本当に、自分が消えてしまわないようにするので精一杯で、自分が好きだとか、それ以前に自己が喪失してしまうことが純粋に恐ろしい。
これを恐れることは、可笑しいのだろうか。
助けてほしかった、許してほしかった、駄目だった。
自分は自分でしか助けられない。
こんな、病気のような私だから、誰かから認められることはないだろう。
病気は隠さなくてはいけない、自分を隠さなくてはいけない、見せてはいけない。
私の中に存在していたはずの感性が消えかかっていて、苦しい。
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