鬼兵隊隊長と死神太夫

そうか・・・？（相手の言葉に首を傾げるが酒さえ飲まなければすむことだ。元はと言えば自分で無礼なことをしてしまったのだから自分で責任を負わねばならないという思考にきりかえれば慌てて相手についていき。「主、名前は」と問いかけて）

俺か？俺は高杉晋助だ(相手に自分の名前を問われれば立ち止まって相手に振り変えれば笠を少しあげては自分の名前を名乗り、煙管をくわえれば煙を吹き出し

高杉晋助？何処かで聞いたことがあるような（相手の名前を聞いて不思議そうに首を傾げるも今日始めてあったのだからきっと気のせいだろうと首を横に振って。「嗚呼、名乗るのを忘れていたな・・・月詠じゃ。どうぞよしなに」と自分の名前を名乗って）

まぁ、知ってたけどな（とイタズラ な笑みを向けると再び吉原の道を歩き始めて「どこかいい店はねぇか？」と相手のことだからよく知ってるだろうと思い、相手に聞き

そうか、なら自己紹介しなくても良かったな（相手が自分の名前を知っているようなためふ、と笑み浮かべては肩をすくめて。良い店、と言われてもなかなか行く機会がないため「そうじゃな・・・あそこの店が人気だったりするな」と曖昧な答えを返して）

俺はお前の家でもいいがな（とふと思ったことを言えば煙管を吸いその人気らしい店に向かって歩き

冗談はよせ（相手の言っていることを冗談だと思いクスと笑みをこぼしながら左記を述べて。相手について行きながらやはり相手を何処かで見たことがあるなと相手をマジマジと見つめていては首を傾げたりしていて）

何だ？俺のことが気になるのか？（と人気らしい店に入り、部屋に案内されると歩いているときに相手からの目線に気づいていたので相手に問い

イヤ、何でも無い・・・すまない（流石に何処かで見たことがあると言っても相手は知らないのかもしれない。自分の思い違いだろうと勝手に納得すれば首を横に振って。「気にしないでくれ。そんな対したことじゃない」と笑みを浮かべて相手に言って）

なんだ、俺に惚れたんじゃねぇのか？（相手の微笑んだ顔を見ながら言えば窓に腰かけて通りを歩いていく人たちを眺めて。「ちったぁ、ここも変わったな」と昔の吉原を思い浮かべながらぼそっと言い

なっ…！違う！本当になんでもないんだ（相手の言葉に慌てたように首を横に振ったり手を自分の前で振ったりと否定して。相手の言ったことが聞こえたのか「嗚呼、そうだな…」と目を細めて嬉しそうに頷いて）

必死に否定するな。少し残念な気もするがなぁ（相手の行動を見れば必死さが見えて「お前もちったぁ変わったんじゃねぇか？」と相手に近づけば相手の顔をじーっと見て

…ッ！冗談はよせ（ふい、と顔を逸らして小さな声でボソッと言って。相手の顔をじっと見ながら軽く微笑み「そうかもしれないな」と呟けば昔のことを思い出しているのか急に黙り込んで）

冗談じゃねぇがなぁ（ククッと笑うと相手が言ったことをしっかり聞き取っており。「女らしくなったとかな」と冗談混じりで言えばキセルから煙を吹き出し

～～！？だから冗談はよせと…！（顔を赤くするもからかわれているのだと思えばさきほどいった言葉を繰り返して。「わっちは女などとうに捨てた身じゃ…女らしくなどならないだろう」と相手の冗談に付き合った様にクス、と笑って）

そうか？女らしいがな。さっきの赤面とかもな（相手の言葉を聞くと顔が赤くなった相手を思い出してはフッと笑い相手を見て

か、からかうな！大体わっちは赤面などしていない（先ほどのように顔を赤くして左記。腕を組んで何故か得意そうにフン、と鼻鳴らしては自分に言い聞かせるようにぶつぶつと言っていて）

今も赤面だが？（相手の顔見ては未だ赤面の相手に言えば相手に顔を近づけて「ほら、赤い顔を見せてみろよ」と相手の顎をくいっとあげていい

していない！暑いだけだ…空調効き過ぎなんじゃないか？（『今も』と言われれば無理矢理笑みを作って手でパタパタと扇いで。「～～～ッ!!!?」と顔を近づけられ声にならない声を上げて更に顔が赤くなり）

どうした？必死だな（顔をさらに近づけると唇と唇が当たるぐらいまで近づけると数秒後にすぐに離れてクスクス笑いだし「おもしれぇなぁ」とからかうのが楽しくて堪らなく